2008年10月14日火曜日

底値は打ったのか…

今日は日経平均が1000円以上上昇するなど、マーケットが急騰した。

まあ、週末のG7を好感した世界のマーケットと共に、日本のマーケットもつられた形だ。
しかし、仮に月曜日にマーケットが開いていたら、こんなにも上げ幅を獲得したのだろうか。

ある程度の伸びは期待できても、他の市場の様子見をしたり、また海外の機関投資家などもそれほど買いを入れなかったのではないか。

そう、今回は、日本のマーケットは、蚊帳の外であるのだ。サブプライム関連の損失は出ているが、たかがれている。世界的に見ても正常に機能していたというのだから、それも納得だ。

たった今、NYの市場の歩留まりがあったとの報が。

これは、今回の上げ幅の手仕舞いが多く出たからだろう。
それこそ、明日の東京市場の寄り付きボードには売りがたくさん出されるだろう。

日本は連動性が高いのだ。

しかも、今回の上げ幅であれば、下値目処が-1000円くらいだということだ。ボラティリティーの基本だね。
中間決算の材料次第では、さらに下げてもおかしくないはず。

これからもしばらく注意しておこう。

2008年10月13日月曜日

金融危機

最近の金融市場は非常にボラティリティーが高い。

つまり、変動が激しいという事だ。

先週では日経平均の価格が8200円まで値下がりし、1ドル=100円を切ってしまったくらいである。
株式市場の急落という事ではそれほど影響は大きくないが(といっても、実体経済が引っ張られるから影響はでかい)、為替の変動は日本の中小企業に大きな影響を及ぼしているはずだ。

事業ポートフォリオにもよるのだが、輸出に頼る中小企業は少なくない。
これが、1週間でこれほどの円の急騰になると、大きな影響が出るのだ。

さらに、現在金融機関の資金繰りはすこぶる悪い。
血流は留まりの度合いを加速している。

俺はマクロ経済的な考え方をそれほど知らないけれど、IS-LM曲線状でも、為替や輸出額、輸入額、などの数値の変動はC、すなわち、国民の総消費にも大きな変動要因となりうるのはわかりきっている。

グローバルの協調利下げが行われ、ロンドンやフランクフルトでは好感しているようだ。
だが、いまいち伸び悩んでいるのも否めない。
これは、アメリカ市場への牽制である。

たまたま日本は祝日で、1日遅れた動きとなるが、どのように動くのか。

明日は寄り付きから目が離せない。

ボードには買いの注文が出されるのではないか。
しかし、この景況感の減速は止めようのないものだ。
日本では、麻生総理主導で、公共投資の増加が見込まれているようだ。
総理も景気対策がプライオリティの高い問題である旨の発言をしているし、これは穿った見方でもないだろう。

とにかく、もうしばらく静観してみる必要がありそうだ。

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