2010年12月29日水曜日

今更ながら、RD潜脳調査室を見た感想











いまさらながら、これのレビュー。

概要・あらすじはいつものようにWIKIより。

・概要

2061年、発達したネット社会において誕生したセキュリティ「メタリアル・ネットワーク」(Meta-Real Network、通称「メタル」)により発生する事件を調査する「電脳ダイバー」波留真理と仲間たちが様々な事件に挑む。

プロダクションI.Gと士郎正宗による『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズと共通の設定が登場するが、少なくとも物語上の続編ではなく、『攻殻』の世界観の先にある未来の世界を見せる作品を目指す、言わば「姉妹編」的作品となっている[1]。

本編の後に次回予告は行われず、Cパートとして次回のキーとなる一場面[2]、および解説コーナーである「あなたにリアルドライブ!」が放送される。

漫画家、上山徹郎[3]の手による精緻なキャラクターは作品のリアリティに深みを与えている。特に女性キャラのほとんどが、上山特有のいわゆる「ぽっちゃり体型」で描かれており、身体をひねった際のシワやたるみなど、細部にもこだわりの描写が見て取れる。監督の古橋一浩も、上山のキャラクター造形に格別の思い入れを持っていることをムック『MAKING BOX』(インプレス)のインタビューで明かしている。


・あらすじ

2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追う事になる。



攻殻機動隊に続く作品のような立ち位置であるが、電脳化、義体化へのアンチテーゼの要素を多分に含んだ内容である。
ネットという広大な海の中での救出活動(サルベージ)がメインの展開となる。

主人公の波留真理の紹介をWIKIより抜粋


本作の主人公で、元フリーダイバーの老人。1980年4月1日生まれ。一人称は「僕」。作中で数多く発生するブレインダウンの最初の1人である。
東京都で生まれ育ったが、後に親の都合で唐津に移り住む。唐津で海に親しみ、ダイバーのライセンスを習得。その後海中に沈み魚の住処となった街の撮影を行っている。2012年に行われた観測実験中に「海が燃える」現象に巻き込まれ、その影響で49年もの間意識を失い昏睡状態にあった。覚醒した時には81歳になっていた。
電脳化しているがリアルでは老人であるため、車椅子での生活を余儀なくされ、ミナモやホロンの介助が必要だった。


年をとった主人公だが、ダイブ中のアバターは昔の姿。ここに、未来の産業の可能性を少し感じ得た。
ホワイトカラー的なイメージだが、肉体的に衰えていても、精神的に老いていなければ働くことは可能。

インフラレベルのネットの普及の利便性とその逆の姿を描き出す。

内容的には少し物足りなく感じたのだが、たくさんの示唆を与えられた気がした。
オススメですね。

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