2012年6月20日水曜日

マンデラの名もなき看守

今日はとっておきのアイリッシュモルトであるマクレランズを開け、借りていたマンデラの名もなき看守を観た。



概要


1968年アパルトヘイト政策下の南アフリカ共和国。
刑務所の下士官ジェームズ・グレゴリーは、最悪のテロリストとされるマンデラの担当に抜擢される。マンデラの生まれ故郷の近くで育ったために彼らの言葉が分かるグレゴリーに、秘密の文書や会話を監視し報告しろと言うのだ。任務に忠実なグレゴリーだったが、マンデラという人物に触れ、彼が自由のために払っている犠牲を知るにつれ、次第にマンデラに魅了され、彼が目指す平等な社会に憧れていく。
しかし、そんな想いが周囲に知られれば、自分の立場も妻子の安全さえも脅かされる。
家族、国、仕事、理想、良心・・・葛藤の中、それでも正しい歴史の一部でありたいと願ったある看守とマンデラの数十年間にも渡る魂の交流を描く、感動の実話を映画化した話題作。監督は、カンヌ国際映画祭パルムドールに2度輝いた名匠、ビレ・アウグスト。





当時のアパルトヘイト下での囚人マンデラと看守の話。
僕がネルソン・マンデラを知ったのは2010年南アフリカW杯だった。その時は開会式に出席せずに云々という記事を読んだ程度だが、ある種生ける伝説のような男であったことに今回の映画を見て気づき、改めて南アフリカで開催されたW杯が歴史として進歩した内容であったかを認識させられた。

ちなみに本作は「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などを手がけたスタッフと言うことで目頭を押さえる準備はできていたが、史実に基づく内容のため、感情の起伏は激しくなかったものの、色々と考えさせられる内容ではあった。

ヒューマンドラマが好きな人にはぜひとも観てもらいたい一作。

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