2014年12月31日水曜日

激動だった2014年を振り返る

恒例の1年を振り返るシリーズをしようと思う。
2014年は本当に色々あった。
マクロなイベントとしては冬季オリンピックもあったし、サッカーW杯もあった。
特にW杯は2/3くらいの試合をLiveで見ていたので、時差がある中での仕事との両立が辛かった‥
あれでおなかいっぱいになった反動で毎週の楽しみだったプレミアも今ではあまり見ていないという現実もある。

個人的には、今年の1月からZDNetで連載を始めて、紆余曲折を経ながらもなんとか与えられた8ヶ月の連載を終えた。メディアに寄稿するということは昔から憧れていたことでもあったので、とても貴重な経験だった。そのつながりで、著名な人とも話す機会もできたし、色々な相乗効果があったように思える。
また機会があれば、挑戦してみたいな。まあ、機会は作るもんですね。

少し、昨年の内容を振り返りたい。
2013年を振り返る

2013年は「我慢」だったけど、2014年は「自己革新」の年にしようと決めている。
自己革新の年にするという意思をもって2014年に臨んだわけだが、結果として環境を変えたことがまさにそれにつながった。
自分の興味・関心や環境、会社の状況、これからのマクロな経済動向、すべてにおいて自分の中で100パーセントの環境にいると感じている。
その意味で、2014年に掲げた目標を達成できたと思う。
新しい環境でモチベーションを新たに色々と学習もできているし、あとはアウトプットを行って、結果にこだわっていきたい。
今の環境ではLean Startupの考え方が組織として浸透しているので、そのフレームワークに沿って、その行動指針の評価の指標がアウトプットではなく、アウトカム(成果)なので、アウトカムにこだわっていきたいと強く思います。

また、2014年に掲げていた最適化に関しては、宿題として年を越してしまったので、来期は社内でのPRML読み会と社外での続パタに加えて、自身でも少し最適化系の知識を深めていきたいと思います。

また、なかなか自分の中では腰が重かったりすることが多かったりするので、気軽に動き、イテレーションを高める活動に意識して取り組みたいとも思う。

1年の計として、ルーティーンにも制約を課したいとも思うので、新たなeraである30代を気持ちよく迎えるためにも、しっかりと着実に日々を過ごすことを2015年は意識しよう。

それでは、よいお年を。

2014年12月14日日曜日

WIRED VOL.14~死の未来~を読了

WIRED VOL.14 (GQ JAPAN.2015年1月号増刊)
テクノロジー特集なイメージの強いWIREDだが、なぜかVol.14の特集名が「死の未来」だった。
このギャップにひどく魅せられ、衝動的に買って読んだ。

先に結論から言ってしまうと、めちゃくちゃ面白かった。
これからのテクノロジーの進化とともに、量子物理学系のテクノロジーも相俟って死という輪廻のリデザインを問う内容だった。
また別冊でついてくるこれからの都市とライフサイクルもとても良い内容だった。様々なプロダクトをどのようにアーバンリデザインするかという内容が新鮮だったし、心に刺さった。

あとはスノーデンのインタビューもめちゃめちゃ貴重で読んでおいて損はないと思う。
データを扱う人はとても考えさせられる内容だからだ。
以下に内容紹介を列挙しておくので、気になったら要チェック!

◆特集 死の未来 Future of Death
・ハメロフ先生のぶっとび理論 死後の世界は量子で説明できる!
・死の先端科学 20の断章 死はいま、こんなことになっている!
〜テロメア、クマムシ、脂肪幹細胞、AI、ナノボット、そして3Dプリンターまで!?
・コロンビア大学大学院デスラボの挑戦 都市と死の設計
・弔い2.0 ちゃんと悼むためのスタートアップ
・随想 いま死を想うということ
〜フライング・ロータス/石黒浩/福原志保/サラ・マレー

◆『WIRED』独占! スノーデンの告白
「ここまで政府が無能だとは、さすがに想定外でした」
NSAを告発し“世界のお尋ね者"となったエドワード・スノーデンを直撃

◆スノーデン事件の余波と25年目のWWW
ティム・バーナーズ=リー/伊藤穰一ほか

◆未来はクォンタム!!
GoogleもNASAも注目! D-Waveは量子コンピューターなのか?
業界関係者は必読! 量子数理と未来のマーケティング

◆Medium: Where Words Matter
ミディアム、最も美しいウェブメディア

◆STARTUP NATION
スタートアップ国家イスラエルに学ぶこと

2014年12月11日木曜日

可視化の金字塔[ヴァイオリンプロット]をRで描くのを流行らせたい

R advent calendar 11日目を担当します。

こちらはatndでのシリーズですが、同時並行でqiitaでのものもあります。

その8日目の記事にこんなものがありました。
羽鳥教入信のすゝめ

R界隈に生息されている皆さんなら言わずと知れたHadley Wickhamさんですね。
僕も彼のパッケージには非常にお世話になっています。
Tokyo.R界隈ではリア充の羽鳥に対抗して中国のRenkunを応援するPipeRの勃興があったのも記憶に新しい。

ggplot2パッケージで色々とプロットしましたが、その中であまりメジャーじゃないけど、めっちゃ便利なものがあって、ぜひ流行らせたいので、今日はヴァイオリンプロットの描画を紹介しましょう。

ヴァイオリンプロットってなじみのない方も多いと思うのですが、
簡単に言ってしまうと、「箱ひげ図」+「ヒストグラム」のプロットです。

これ、超すごくないっすか?
どちらもよく利用するメジャーな統計的プロットなのに、その両方を一度に描けるなんて!

というわけで、先にコードと結果の図をお見せします。






男女別の体重の箱ひげ図とヒストグラムがご覧いただけたでしょうか?
内部のボックスが箱ひげ図、外部のアメーバのようなものがヒストグラムを表しています。
箱ひげ図だけでも、四分位点の状況は把握できるのですが、実際にどんな分布なのかは読み取ることができません。が、ヴァイオリンプロットなら、それがわかるのです!!
素晴らしい。統計の教科書にも必須でのせるべきだと思うのは私だけでしょうか。

geom_violin()だけで、デフォルトのプロットができますが、boxplotとstat_summaryの引数の設定によって、
かゆいところにまで手が届く仕様となっています。
ちょっとわかりづらいのですが、ボックス内の白丸はmean値です。箱ひげ図にはmedianのラインが引かれているので、平均値と中央値の差異も一度にわかってしまうお得なプロットです。
ぜひ、みなさんもggplot2のヴァイオリンプロットを使って、充実した可視化ライフをお過ごしください。


最後に‥

どうやら羽鳥は来年にO'Reillyから著書を出されるようです。
要チェックですね。




あと、tidyrパッケージとreshape2パッケージのバージョンが上がって、新しい関数が追加されたので、
まだアップデートしていない人は、アップデートしましょう!
tidyr 0.2.0 (and reshape2 1.4.1)

Enjoy!

お詫び
最初Deep Learning系やろうと思ったのですが、この話題、色々な場所で出まくっているので、自重しました。

2014年11月24日月曜日

Rで主成分分析するときに使いたいggbiplotパッケージ

本当は来月のAdvent Calenderのネタにしようかと思っていたのだが、DeepLearningのネタを書くというようにDicisionMakingしたので、自分の退路を断つという意味でも先にこれを公開しておこう。

最近、改めて多変量解析をじっくりと行うことが多いのだが、今までplotがあんまりいけてないという理由で主成分分析や因子分析などを活用することがなかった。
ggplotが広く使われるようになって、Rでのビジュアライゼーションに革命が起こったのは周知の事実だが、多変量解析のプロットについてもこの革命の手が及んでいたことが判明して、僕のQOLが向上したので、それを共有したい。

なお、主成分分析とはなんぞやという話は、下記のさのっちの資料によくまとめられているので、そちらを参照されたい。

ちなみに、Rで主成分分析を行う際はstatsパッケージというデフォルトで実装されているパッケージ内のprcomp関数を使用しないといけない。
パッケージのインストール
 
install.packages("ggbiplot")
library(ggbiplot)

このパッケージ内にwineというデータセットがあるので、そちらを使います。
これで描画すると、ggplotをベースにしたbiplotを描くことができます。 

なかなかきれいにplotできています。 引数で色々と設定できますし、個人的にはこの円がなんか響いて、けっこうよく使うようになりました。 主成分分析するときにggbiplotぜひ活用してみてください!

2014年11月9日日曜日

データ解析のための統計モデリング入門 ~一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC~を読了

データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC (確率と情報の科学)

名著で有名なデータ解析のための統計モデリング入門を読了した。
最近はちょっと専門的な本は輪読会で読了するメソッドを多用しているのだが、これは本当にいい。1人で読むとどうしても途中で挫折してしまうからだ。
本書は一般化線形モデルから階層ベイズ、MCMCまでとそれなりにハードルの高い内容が収録されているが、久保先生の丁寧な解説がそのハードルの高さを緩和してくれる内容になっているので、取り組みやすいものだろう。
これはネットの論評でも、多く寄せられているので、今更主張するまでもないことだが、事実なので、書いておく。

■目次
第1章 データを理解するために統計モデルを作る
第2章 確率分布と統計モデルの最尤推定
第3章 一般化線形モデル(GLM)―ポアソン回帰
第4章 GLMのモデル選択―AICとモデルの予測の良さ
第5章 GLMの尤度比検定と検定の非対称性
第6章 GLMの応用範囲をひろげる―ロジスティック回帰など
第7章 一般化線形混合モデル(GLMM)―個体差のモデリング
第8章 マルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC)法とベイズ統計モデル
第9章 GLMのベイズモデル化と事後分布の推定
第10章 階層ベイズモデル―GLMMのベイズモデル化
第11章 空間構造のある階層ベイズモデル

#みどりぼん読書会で読破しているので、各章の発表スライドが下記のconnpassのリンクに上がっていますので、これから取り組まれる方はぜひ。

「データ解析のための統計モデリング入門」 読書会

またニコ生で毎回放送を行っていて、その放送内容の一部がYoutubeにアップされています。
データ解析のための統計モデリング読書会 #みどりぼん

WinBUGSは使っているOSの影響で実行できなかったものの、JAGSやstan、MCMCpackなどで実行できるので、活用の場を考えて使っていきたいなぁと思います。
参加者の皆様、お疲れさまでした。

自分の発表資料はここに
みどりぼん読書会で階層ベイズの発表した
ちなみに次回は続・わかりやすいパターン認識の読書会です。
こちらも読破してベイズをどんどん理解したいところ。

2014年10月14日火曜日

これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方を読了!

これからのエリートだけが知っている仕事の強みの磨き方

知人であるICJの吉沢さんが著書を出版された。
僭越ながら、発売前に内容を拝読させていただいていたので、出版記念をかねて、
レビューを書きたいと思う。

本書は著者のライフネット生命時代に一緒に働いていたプロフェッショナルな同僚を例に挙げ、最終的には仕事術として抽象化させようと試みた帰納的な内容となっている。
対象読者なども明確にされているが、およそビジネスに関わる人であれば読んで琴線に触れる内容は多いだろう。

過去の経験に加え、チクセントミハイの「フロー理論」やワークシフトを上梓して一躍有名となったリンダ・グラットンの「未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ」などからの興味深い引用もあり、新たな発見があることは請け合いである。
ぜひ、今後のキャリアを検討する上で、目を通しておきたい1冊である。

思えば、吉沢さんとはソーシャルな偶然が縁で知り合った。
前々職時代になかなか閉じた社内だけでは学習機会も限られ、外に目を向けていた。そんなとき、「ワールドカフェ」形式のイベントを吉沢さんが主催していて、面白そうだと思い、参加したのがきっかけだった。以降は、なんとなくお互いの動向を知りながらもあまり接点はなかったが、独立される旨を知り、オフィスにお邪魔させていただいたりもして、今回の著書を拝読させていただく運びとなった。

僕も1ビジネスパーソンとして、吉沢さんはじめ、多くの優秀なキャリアを歩む方の軌跡に刺激を受け、成長していければいいなぁと思っている。

制作背景なども下記で公開されているので、ぜひ。
書籍「仕事の強みの磨き方」〜その制作背景と狙いについて

追記
テラモーターズ徳重氏との議論の内容とのことです。
スポーツでは200%が当たり前、ならば仕事は何%で満足できますか?

■目次

はじめに

Chapter0 エリートたちから何を学べるのだろうか?

未来の働き方へのシフト
本書の3つのスタンス
1:各人の習慣的行動をベースとした分析
2:成果への貢献にフォーカス
3:「善きチーム・善き働き方」として参考になる点を抽出
本書のターゲット層と活かし方
ターゲット1:20代~40代の腕に自信あるビジネスマン
ターゲット2:最高のチームを組もうと考えている経営者
本書の構成
Chapter1 消費者感覚に優れた企画の才児 堀江泰夫(Yahoo!ジャパン出身)
堀江さんの仕事風景
・一般消費力
・追体験的説明能力
・儲け感覚
・几帳面力
・自習力
・適当力

Chapter2 楽天的な分析家 辻靖(A・T・カーニー出身)
辻さんの仕事風景
・考え過ぎ力
・突っ込まれ力
・問題提起力
・資料作成能力
・ニコニコ力
・同調力

Chapter3 エレガンス溢れるマーケティングヘッド 中田華寿子(スターバックスコーヒージャパン出身)
中田さんの仕事風景
・イメージコントロール力
・個人観察力
・インナーコミュニケーション力
・オーナーシップ力
・仮説検証力
・エレガンス力

Chapter4 ストイックなファイナンスのプロ 堅田航平(モルガン・スタンレー証券出身)
堅田さんの仕事風景
・コンディショニング力
・シミュレーション力
・厳密力
・直言力
・不完全力
・リスペクト力

Chapter5 常識では捉えきれない能力を発揮 升野恵也(マッキンゼー・アンド・カンパニー出身)
升野さんの仕事風景
・脱常識力
・根拠なき自信力
・アジェンダ力
・知的推進力
・人間観察力
・包含力

Chapter6 大舞台を創り上げる立役者 岩瀬大輔(ボストンコンサルティンググループ出身)
岩瀬さんの仕事風景
・ストーリー力
・徹底力
・文脈力
・即時力
・誘い力
・無制限力

Chapter7 個人として彼らから学べること

1:最初の会社で徹底的に仕事をしてエッジーな強みを磨いている
2:不完全な自分を良しとし、他人にドンドン絡み、頼り、恊働する
3:限界までハードワークし、自分の限界と限界への対処方法を知っている
4:プライベートなパートナーや家族・友人にしっかりエネルギーを注いでいる
5:自分自身のドライブポイントをよく理解し活かしている

Chapter8 仕事の強みの磨き方

「これからのエリート」~未来のキャリアを考える前提とは
全体像
ステップ1 目の前の仕事に集中する
・ポイント1:キャリアチェンジを目的とした勉強は行わない
・ポイント2:「プライベート」を長期的テーマと位置付けて粘り強く取り組む
・ポイント3:「締め切り効果」を利用して120%の能力発揮を強制する
ステップ2 変化の機会に従う
・ポイント4:世界旅行と読書によって自分の役割を馬鹿正直に探求し続ける
・ポイント5:前例でなく仮説で決断することを習慣化する
・ポイント6:家族やパートナーへ変化に備えた地ならしを行ない続ける

Chapter9 組織として彼らから学べること

1:強みの幅の大きさと直観で採用する
2:スタート時の人材に妥協しない・遠慮しない
3:強みの組み合わせは頭でっかちにならず試行錯誤の実験を繰り返す
4:組織ぐるみでインタラクションを促進する
5:父性と母性だけは意識して確保する

おわりに

2014年10月13日月曜日

BASIC BARISTA BOOK エスプレッソマシーンを使った基本のコーヒーのいれ方とアレンジコーヒーレシピ51を読んだ

BASIC BARISTA BOOK エスプレッソマシーンを使った基本のコーヒーのいれ方とアレンジコーヒーレシピ51

同僚がコーヒーについてかなり詳しくて色々と教わったので、とりあえず知識を入れるべくバリスタ本を借りて読んだ。
エスプレッソの入れ方やレシピ系の内容は正直、どうでもよいので、後半部分は読み飛ばした。
基礎的な内容だけちょちょっとメモ。

・コーヒー豆のロースト度合いと味覚表
・コーヒー豆の分量と抽出量の味覚表
・カフェのレシピメニュー早見表



・コーヒー豆の保存方法
1、密封する。他の匂いが移らないよう注意。
2、冷暗所または冷蔵庫に入れる
3、容器内を冷やすと湿気る。コーヒー豆を常温に戻してから蓋をする
4、挽いた豆は空気に触れる面積が広がるので、酸化が休息に早まる。淹れる分だけ挽く。

ミルクスチームやエスプレッソ抽出は割愛。
コーヒーと酒やヌードルとのレシピなどもあったが、うまいのかは甚だ疑問。

あーエスプレッソマシンとか買う必要はあるのかなー。
本書で紹介されていた家庭用エスプレッソマシーン



すし図鑑を読了!

すし図鑑

寿司ネタにフォーカスして、その内容がズラリと解説されている良書。時期であったり、味であったりその歴史であったりをコンパクトにまとめているため、非常に勉強になった。
321貫分の寿司ネタが収録されているので、けっこう食べた事が無かったり初めて見たネタがあったりとよかった。
下記の目次で収録ネタの一部があるので、その内容はチェックしてほしい。
あぁ、寿司が食べたい。

・目次
■序章
すしの歴史
●コラム すし店の形
~立ち店、Oレーン、Eレーン

■赤身
マグロ総論
マグロのすしいろいろ
クロマグロ/タイセイヨウマグロ 【本鮪(ほんまぐろ)】
ミナミマグロ 【南鮪】
メバチマグロ 【眼撥鮪】
ビンナガマグロ 【鬢長鮪(びんちょうまぐろ)】
キハダマグロ 【黄肌鮪】
コシナガマグロ 【腰長鮪】
カツオ【鰹】
ハガツオ【歯鰹】
ほか

■魚卵
サケ 【イクラ】
ニシン 【数の子・子持ち昆布】
トビウオ 【飛び子】
カラフトシシャモ 【カペリン子】
スケソウダラ 【鱈子】
マダラ 【真鱈子】

■光りもの
コノシロ 【小鰭】
イワシ 【鰯】
ニシン 【鯡】
キビナゴ 【黍魚子】
サヨリ 【針魚】
サンマ 【秋刀魚】
マサバ 【鯖(さば)】
ゴマサバ 【胡麻鯖】
マアジ 【鰺(あじ)】
マルアジ 【丸鰺】
ほか

■長もの
マアナゴ 【穴子】
ゴテンアナゴ 【御殿穴子】
イラコアナゴ 【伊良子穴子】
マルアナゴ 【丸穴子】
ウナギ 【鰻】
ハモ 【鱧】

■白身
ヒラメ 【鮃】
オヒョウ 【大鮃】
マコガレイ 【鰈】
イシガレイ 【石鰈】
マツカワガレイ 【松皮鰈】
ホシガレイ 【星鰈】
メイタガレイ/ナガレメイタ 【目板鰈】
サメガレイ 【鮫鰈】
カラスガレイ 【烏鰈】
アブラガレイ 【油鰈】
ほか
●コラム 地図で覚える魚介類

■イカ・タコ
コウイカ 【墨烏賊(すみいか)】
カミナリイカ 【紋甲烏賊(もんごういか)】
アオリイカ 【障泥烏賊】
ヤリイカ 【槍烏賊】
ケンサキイカ 【剣先烏賊】
ジンドウイカ 【雛烏賊(ひいか)】
スルメイカ 【鯣烏賊】
ソデイカ 【袖烏賊】
ホタルイカ 【蛍烏賊】
ベイカ 【米烏賊】
ほか
●コラム 国内から覚えていこう、ブランド魚介類

■貝
アカガイ 【赤貝】
サトウガイ 【佐藤貝】
バカガイ 【青柳(あおやぎ)】
アラスジサラガイ 【白貝(しろがい)】
ハマグリ/シナハマグリ/チョウセンハマグリ 【蛤】
ミルクイ 【海松貝(みるがい)】
ナミガイ 【白海松(しろみる)】
トリガイ 【鳥貝】
エゾイシカゲガイ 【石垣貝(いしがきがい)】
ホタテガイ 【帆立貝】
ほか

■エビ・カニ
ホッコクアカエビ/ホンホッコクアカエビ 【甘海老(あまえび)】
ジンケンエビ 【甘海老】
ヒメアマエビ 【姫甘海老】
トヤマエビ 【牡丹海老】
ボタンエビ 【牡丹海老】
スポットブラウン 【牡丹海老(ボタンエビ)】
アルゼンチンアカエビ 【赤海老(あかえび)】
ヒゴロモエビ 【葡萄海老(ぶどうえび)】
モロトゲアカエビ 【縞海老(しまえび)】
クルマエビ 【車海老】
ほか

■その他
シャコ 【蝦蛄】
ウニ 【海胆】
エゾバフンウニ 【蝦夷馬糞海胆】
キタムラサキウニ 【北紫海胆】
アカウニ 【赤海胆】
シラヒゲウニ 【白髭海胆】
玉子焼き 【玉子焼き】
スサビノリ 【海苔(のり)】

2014年10月12日日曜日

データの見えざる手を読了!

データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則

「データの見えざる手」を読了した。
最初は本屋で見かけたものの、右開きのエッセイちっくな内容そうだったので敬遠していたが、知人のデータ解析者が絶賛していたため、読んでみたところ、非常に興味深い内容であった。
ウェラブルセンサーによって、自身の行動の記録をつけ、それを解析することによって人間の行動は物理方程式で説明できたり、U方程式を見つけ出したりする箇所は、自分も過去にNike Fuel Bandを2年弱つけてみて思ったことの進化版だったので、示唆に富んでいた。

他にも日立のネットワーク分析の内容が過去に紹介されていたので、知ってはいたが、その内容にも触れられていた。ネットワークを学んだことのある人には既知の内容だが、そうでない人には平易に書かれているので、おススメしたい。

日立のHというマシンの登場によって、ビッグデータの解析が可能になったというが、ちょっとこの辺はもう少し詳しく知りたいと思うのは職業柄なのだろうか。自分のデータの特徴量を発見するためにマシンの算出する相関などを見ると、説明が後でつけられると思うのだが、そうでないデータの場合、この運用は難しいと感じた。

いずれにしても、非常にいい内容だったので、データに関連のある人にはぜひ一読を勧めたい。

目次
イントロダクション

第1章 時間は自由に使えるか
人間行動に法則性はあるか
時間の使い方は意志により自由になるか
万物を支配するエネルギー保存則は人間にも効く
人生を俯瞰することを可能にする「ライフタペストリ」
腕の動きを数えるとわかる驚くべき法則性
右肩下がりの分布が社会を支配するという謎
……ほか

第2章 ハピネスを測る
人間の幸せを制御するテクノロジーは可能か
幸せの心理学「ポジティブ心理学」
社員のハピネスを高めると会社は儲かる
幸せを感じていることをセンサで測ることができる
行動に隠された符号を読み解く
休憩中の会話が活発だと生産性は向上する
……ほか

第3章 「人間行動の方程式」を求めて
人間行動には方程式があるのか
そもそも「方程式」とは何なのか
人との再会は普遍的な法則に従って起きる
面会確率を基準に考えると時間の流れは一様ではない
1/Tの法則はメール返信などほかの行動にも
行動は続けるほど止められなくなる
……ほか

第4章 運とまじめに向き合う
偶然はコントロール不能なものなのか
運は人との出会いによってもたらされる
運と出会いを理論化・モデル化する
「到達度」は本当に運のよさの指標になっているのか
運のよい人は組織のなかでどこにいるか
「リーダーの指導力」と「現場の自律」は矛盾しない
……ほか

第5章 経済を動かす新しい「見えざる手」
社会を科学できるか
「買う」ということは科学的によくわかっていない
経済活動を科学的に解明するにはどうしたらいいか
購買行動の全容を計測するシステム
コンピュータvs人間、売上向上で対決!
自ら学習するマシンが威力を発揮する時代
……ほか

第6章 社会と人生の科学がもたらすもの
瀬戸内海・直島で未来を描く
社会を対象とした科学の急速な進歩
サービスと科学を融合させる、データの指数関数的拡大
グランドチャレンジ「直島宣言」
まとめ――人の生命力の躍動

2014年10月9日木曜日

シングルモルト超入門(3) ~スペイサイド~

スペイサイド

ハイランド地方東部を流れる全長約160キロのスペイ川。
この川の流域で作られるモルトウイスキーをスペイサイドモルトと呼ぶ。
全蒸溜所の約半数の51の蒸溜所がこのエリアに集中。
原料の大麦の主産地、良水にも恵まれ、空気も清涼。生産に最適な地。

・トーモア

ライトボディで飲みやすく、スペイサイドの特徴の華やかな甘さも併せ持つ。
香味も豊かで初心者にオススメ。

・ザ・バルヴェニー

バーボン樽で熟成後、シェリー樽に詰め替えて熟成。
重厚で深みのある香味が愉しめる。

・ストラスアイラ

シーバスリーガルの原酒モルト
熟したリンゴの果実を思わせる華やかでリッチな香りが特徴

トーモアだけ飲んだことないな。

みどりぼん読書会で階層ベイズの発表した

すごく今更なのですが、9/30にみどりぼん読書会で発表したので、ブログっとく。

順番的に前半のAkiba氏のも掲載しとく。



2014年10月4日土曜日

シングルモルト超入門(2)

マッカランに代表されるフルーティな香りは一般的にシェリー樽熟成によるところが大きい。

フルーティな香りの深堀
 1、ジンジャーのようなスパイシーな香り
 2、アーモンドのようなナッティな香り

■フルーティ、スパイシー、ナッティなモルトの代表

・爽やかなシェリー香がバランスよく絡み合うグレンファークラス

・スパイシー&ナッティなブレアアソール
(比較的ミディアムボディで飲みやすい)

・ラムレーズンのような甘い香りと少し刺激のある複雑なスパイス香のアベラワーアブーナ
※アブーナとはゲール語で「起源」の意味

■スモーキーなモルト

スモーキーな香味は麦芽を乾燥させる際に焚き込むピート(泥炭)に由来する。
特にアイラ島の蒸溜所のモルトに顕著。苔や海藻類、潮水が多量に含まれる島のピートとそのピート層をくぐり、褐色に色づいた水の影響がヨードなどの薬品香に表れる。

・アイラモルトの中でも抜群の薫香のアードベッグ

スモーキー、ピーティさとフレッシュなスイートさが相俟って、クセになる。

・薬品香と甘い香りの同居したラフロイグ

・さらにリッチで複雑なラガヴーリン

2014年10月3日金曜日

シングルモルト超入門(1)

かれこれ、ウイスキーを飲み始めて6~7年ほど経つが、ようやく基礎のキがわかり始めた程度なので、少しずつ学習していきたいと思います。

シングルモルト超入門からメモとしてブログに書いていくぞ!

■シングルモルトとはどんな酒か
・スコットランドには100以上の蒸溜所が稼働。
・大きな魅力:多様な個性
  風味の多様性3つ
   1、花のようにフローラルな香り
   2、果物のようにフルーティーな香り
   3、煙のようにスモーキーな香り

フローラル代表
・グレンフィデック

 フルーティー代表
・マッカラン

スモーキー代表
・カリラ

 まず最初の3本の紹介でした

2014年9月28日日曜日

コンテキストとその影響

コンテキストが大事ということは、少なからずここ数年のマーケティング業界で主張されて来た事だ。
個人的にはまだまだワード先行の内容であると思っている。

e-Wordsというサイトからコンテキストの意味を引用してみよう。
「文脈」という意味の英語で、様々な用例があるが、特に、実行中のプログラムが処理内容を選択する際の判断の材料となる、プログラムの内部状態や置かれた状況、与えられた条件などを指すことが多い。 例えば、複数の型の引数を取ることができるようになっている演算子や関数が、引数の型に合わせて返り値の型を選択する場合がある。このような場合、その演算子や関数を呼び出す際の引数の型がコンテキストである。
プログラミングの処理で言えば、コンテキストとは、上記の通りif~else文なのである。
if A 返り値 ○○
if B 返り値 ××
else‥

こう考えればわかりやすい。
コンシューマ向けのマーケティング。特にリアルなマーケティングを行っている人たちはペルソナマーケティングを経てこのあたりには強い印象がある。
しかし、近年のWebサービスやアプリなどについてはここが甘いところが多い気がする。(もちろん全てがそうであるわけではないが、相対的に)

だからといって、リアルな人々が実態と異なるペルソナを深堀してコンテキストを見出しても無駄なだけではあるが、往々にしてそうなりがちである。
これはもはや、机上の空論では限界があるという事に他ならない。
なぜなら、ユーザー各位は個々の環境に応じて制約条件が違うのだから画一的な想定におけるコンテキストを持っている人などは空想なのだ。
大衆向けマーケティングがうまくはまっていた時代にはロールモデルがあり、そこに対してみんなが収斂しようとしていたので、良かったのだが、今更そんな時代でもない。

この圧倒的な定性情報を何かしら定量的にモデリングできないものかを日々悩んでいるのだが、この記事を書いている途中で超絶良さげな本を発見した。

とりあえずkindleで即買いしたので、読了レビューを待たれよ。

2014年9月15日月曜日

「時間の使い方」について

3連休ももう終わりですね。
秋の深まりを日々感じるようになり、過ごしやすい日々が続くと、ついついシーズンに向けたモチベーションが高まってしまいます。
今年はしっかりと大腿筋を鍛えて、充実したシーズンインを目指したい。

さて、新しい環境にも少しずつ馴染み始めた今日このごろですが、オフィス移転に伴い、場所の変化があるので、また少しバタバタするのかななんて思う次第。

最近、「時間」について、さらに意識をするようになってきたので、その思考をなんとなくまとめておきたかった。
自分のキャリアにおける「時間」の捉え方についても、そうなのだが、これから30代という一般的なビジネスマンにおけるピークアウトの時間をどのように過ごすのかを考えて、結果的に現状を1度否定して、新たなかつ悔恨の念をもっていた分野に飛び込む決断をしたわけだけど、それ自体はすごく良かった。

ユダヤの格言でも
してしまったことを悔やむより、したかったのにしなかったことのほうが、悔やみが大きい
というものがあるくらいなのだから、昔の人の言を信じてみよう。

ま、そんなことはどうでもよくて、最近では、「料理」について思いを巡らせる事が多い。つまるところ、これも1日に3度の食事を行う上で、そのチャンスを使うかどうかという意思決定である。
主婦の場合(特に子供がいる場合)はほぼ3回料理をすることがルーチンである可能性が高い場合が多い。
そうなると、出来合のもので済ませられればよいので、あまり手のこんだものを作りたいとは思わないだろう。
しかし、食事をするメンバー(家族)のメジャーメントによって、そうでないケースもある。新しいものにチャレンジし、それを許容する家庭では、より新たなチャレンジをしてみようという気概も生まれるだろうし、更なる向上心も出る筈だ。

しかし、ここで1つあるのは、外食産業による代替である。
ある一定のコストを支払うによって、食事における関与時間を短縮し、かつ、美味しいものを食べる事が出来れば満足度も高い。
コストと満足度は相関関係にあることが容易に想像できるので(そうでない場合ももちろんある)、ある一定コストと料理ジャンルにおける制約条件の中で満足度の最大化ができるお店を探すということは、食べログやぐるなびにおける店舗検討の時間に該当するだろう。

要は自分の可処分時間におけるアセットのアロケーションなのだ。
これは金融業界の金融商品における考えにも通ずることが多い。
複利の考え方を知っている、そして、どう接して行くのかという考えをもっているか否かである。
外食はたしかにトレードオフなのだが、例えば、引っ越しなどで環境が変わってしまえばゼロスタートになってしまう。
一方で料理におけるそれは場所の制約はそれほど受けない。強いて言うならスーパーなどの品揃えというところだろう。しかし、ネットショッピングが普及した昨今では多少の補完は可能である。

金融商品でいう初期の元手は、料理における習熟度と同義であるだろう。
前者は確率的に得られるケースもあるだろうが、後者はスキルなのでプロセスによってしか得る事ができない。
そのため、職人の作る料理には相応のコストがかかるわけであり、チェーン店の興隆によってその辺の投資コスト(この場合は時間)がスポイルされてしまっているきらいがある。
特に飲食業会の参入障壁は低いので、結果、生き残った店は統計的に優位な店舗が多い訳であるが、一方で美味い外れ値の店も淘汰の憂き目にあうケースもある。
この辺の考えは非常に難しいところである。

などなど、とりとめの無い話を展開してしまったのだが、最近はそのように時間の使い方に対して、意識するところが多く、悶々とした日々を過ごしている。

僕は元気です

2014年8月31日日曜日

株式会社ALBERTを退職しました

2012年2月の入社から2年半お世話になった株式会社ALBERTを8月末をもって退職しました。
過去に入社エントリも書いていたので、この退職エントリをもって、1つのストーリーを締めくくりたいと思います。

在籍時の外部環境



私が入社をしたタイミングでは「ビッグデータ」が今まさに国内で伸長している時期でした。この時期ではまだまだ分析業務が一般的ではなく、分析に対してコストをかけるという概念がそれほど一般的ではありませんでした。
それは、入社エントリにも認識としてありました。

株式会社ALBERTに入社しました
最近の記事で指摘があるように、分析を企業は所与のコストがかからない作業と見なす傾向があるので、分析者にとってはなかなか難しい環境が多いのですが、そこへの理解は抜群です。
先ほどのGoogleトレンドの事例を見てもわかる通り、そこから「ビッグデータ」はメディアも取り上げるバズワードとなり、そのブームに呼応するようにして、ビッグデータを扱う担当者として「データサイエンティスト」という職種の勃興もありました。

かつて、「CRM」や「データマイニング」、「データベースマーケティング」というようなワードが盛り上がった系譜を受け継いでおり、業界に長くいる方からすると、ワードを変えただけでやっている事に関してはそれほど大差はないようなものでした。

私自身、この業界には今回のブームを目論んで参入してきており、「分析力をコアとする企業」において、このブームを比較的中心に近い位置で経験できたことはとても良かったように思います。かつては外から見つめているだけでしたが、実際に当事者として関連していくことで新たな視点で見られる契機となったように思います。
そんな時期に貴重な経験をさせていただいたALBERTには大変感謝しています。

また、外部のコミュニティにおいても、積極的に関わることを自分の中では決めていました。自分の成長のためが主目的でしたが、会社のPRやリクルーティングもそのプロセスにおいて関与することもあり、少なからず貢献できたのではないかと思っています。

今後について

かつてのキャリアの中で忸怩たる思いのまま放置していたBtoC向けサービスに対する思いがずっと自身の中で燻っていました。
今後はそちらのキャリアを歩むことで、かつての挫折に終止符を打つべく邁進していきたいと考えています。

とはいえ、データ分析自体は今後も自身のキャリア軸の1つとして存在していますので、コミュニティへの関与については継続的に行っていきたいとも思います。

最後に、この2年半で関わった皆様に御礼を申し上げたいと思います。
また、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

2014年8月29日金曜日

スタンフォードの自分を変える教室を読了した

スタンフォードの自分を変える教室
ケリー・マクゴニガルさんの少し前に話題となった書をようやく読了。
非常に示唆に富む内容で、早速行動に落とし込むべく、日々実践をしています。

10章より引用
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自己コントロールを強化するための秘訣があるとすれば、科学が示しているのはただ一つ、注意を向ける事がもたらす力です。
すなわち、行動を選択すべきときはそれをしっかりと意識して、ただ漫然と惰性に従って行動しないように注意する事。
言い訳をして物事を先延ばしにしたり、よいことをしたのをいいことに自分を甘やかそうとしているのに気づく事。
報酬の予感は必ずしも報酬をもたらすとは限らない。そして、将来の自分はスーパーヒーローでもなければ赤の他人でもないと認識する事。
身の回りのどんなものが自分の行動に影響を与えているかを見極める事。
いっそ分別など捨てて誘惑に負けてしまいたいようなときに、ぐっと踏みとどまって自分のなかの欲求を静かに見つめる事。
そして、自分が本当に望んでいることを忘れず、どうすれば心からうれしく思えるかをわきまえていることでもあります。
このような自己意識は自分が困難なことた最も大事な事を行う時に、つねに力を貸してくれます。それこそ意志力とは何たるかを最もよく表しているでしょう。
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蓋し至言である。
意志力について意識を傾け、本書におけるアドバイスを指針に今後の人生を歩んで行きたい。

以下、各章のポイントのメモ

■1章ポイント
意志力には「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの力がある。これこそ、私たちがよりよい自分になるために役立つものである。
 ・マイクロスコープ
  できない理由を特定する
  もう一人の自分に名前をつける
 ・意志力の実験
  選択した瞬間を振り返る
  5分で脳の力を最大限に引き出す

■2章ポイント
意志力はストレスと同様、自分自身から身を守るために発達した生物的な本能である。
 ・マイクロスコープ
  なぜ「やりたくないこと」をしてしまうのか?
  ストレスでいかに自制心が落ちるか試す
 ・意志力の実験
  呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる
  グリーン・エクササイズで意志力を満タンにする
  眠りましょう
  体にリラクゼーション反応を起こす

■3章ポイント
自己コントロールは筋肉に似ている。使えば疲労するが、定期的なエクササイズによって強化することが出来る。
 ・マイクロスコープ
  意志力の増減を観察する
  疲労感を気にしない
 ・意志力の実験
  お菓子の代わりにナッツを食べる
  目標に関係のある強化法をやってみる
  「望む力」をつくりだす

■4章ポイント
意志力のチャレンジに取り組むにあたり、道徳的によいことをしているような気分になると、良い事をした分、悪い事をしてもかまわないような勘違いを起こしてしまう。自己コントロール力を向上させるには、道徳的な良し悪しよりも、自分の目標や価値観をしっかりと見つめる事。
 ・マイクロスコープ
  自分の「言い訳」を知る
  「あとで取り返せる」と思ってませんか?
  誘惑の「キーワード」を見つける
 ・意志力の実験
  「なぜ」を考えれば姿勢が変わる
  「明日も同じ行動をする」と考える

■5章ポイント
私たちの脳は報酬を期待すると必ず満足感が得られると勘違いするため、実際には満足感をもたらさないものでも必死に追い求めてしまう。
 ・マイクロスコープ
  ドーパミンの引き金を探す
  心を動かすものの正体を暴く
  欲望のストレスを観察する
 ・意志力の実験
  「やる力」とドーパミンを結びつける
  快感の誘惑に負けてみる

■6章ポイント
落ち込んでいると誘惑に負けやすくなる。罪悪感をぬぐい去れば自信が持てる
 ・マイクロスコープ
  「あなたが怖れている事」は何ですか?
  つまずいたとき自分に「何」を言ってますか?
  「決心するだけ」を楽しんでいませんか?
 ・意志力の実験
  根拠のある方法を実行する
  失敗した自分を許す
  決意を持続させるためのシミュレーション

■7章ポイント
将来のことを思い描けずにいると、私たちは誘惑に負けたり物事を先延ばしにしたりしてしまう。
 ・マイクロスコープ
  将来の報酬の価値を低く見ていませんか?
  「万能の自分」を待っていませんか?
 ・意志力の実験
  「10分待つ」と何が起こるか?
  割引率を下げる
  逃げ道をなくす
  未来に行って「将来の自分」に会う
  
■8章ポイント
自己コントロールはソーシャルプルーフの影響を受ける。そのせいで他者の意志力にも誘惑にも感染する。
 ・マイクロスコープ
  あなたの「感染源」を発見する
  誰の「まね」をしていますか?
  誰の影響を最も受けていますか?
  努力するのを普通にする
 ・意志力の実験
  意志力の「免疫システム」を強化する
  「鉄の意志をもつ人」のことを考える
  「認められたい力」を作動させる

■9章ポイント
思考や勘定や欲求を抑えつけようとするのは逆効果で、そうするとかえって自分がどうしても避けたいと思っている事を考えたり、感じたり、行ったりしてしまうことになる。
 ・マイクロスコープ
  「皮肉なリバウンド効果」を検証する
  自分に何を禁じていますか?
 ・意志力の実験
  欲求を受け入れる-ただし従わないで
  「やらない力」を「やる力」に変える
  「欲求の波」を乗り越える

采配を読了

采配
なんとなく、普段は読まない野球本に手を出したのだが、予想を裏切る面白さ、一文一文全てが突き刺さってくるので、これは非常に面白かった。

プロフェッショナルとしての立ち振る舞いや姿勢、マネジメントする立場としてどうするかなど、非常に示唆に富む内容だった。
本人自身もビジネスマンは〜と書いているように、対象読者層をビジネスマンにしているので、ずしりと響く言葉が多かった。興味あればぜひ読んでおくべき1冊。

1章「自分で育つ人」になる
2章勝つということ
3章どうやって才能を育て、伸ばすのか
4章本物のリーダーとは
5章常勝チームの作り方
6章次世代リーダーの見つけ方、育て方

「わさビーフ」したたかに笑う。業界3位以下の会社のための商品戦略 を読了した

「わさビーフ」したたかに笑う。業界3位以下の会社のための商品戦略 (アスカビジネス)
わさビーフ。言わずと知れたポテトチップのくせ者である。いや、それは言い過ぎか。
何の気はなしに、このジャケットに惹かれて読んでみたのだが、今季のベストチョイスにならんばかりの良書だった。

ポテチ業界はカルビーとコイケヤの2大巨頭の寡占市場であり、わさビーフを提供する山芳製菓は3位のポジショニングらしい。
そんな中、25年も愛されるヒット商品をなぜ生めるのかというコンセプトのもと、様々な事象が語られている。

山芳製菓の人づくりの素晴らしさやマーケティングの妙など目から鱗の内容が多かった。
回り回ってやはり人が大事だし、その仕組みづくりは重要だと認識した。

また、これは中の人が書いたものではなく、商品開発の会の幹事をやっている濱畠さんという方が取材を元に上梓した内容だという事も興味深い。
著者自身は大東建託で、色々と経験された方のようだ。

仕事柄、マーケティングなどは関係するのだが、非常に参考になる部分が多く、また読み返したい1冊。
そして、関係者にあってみたいと思う1冊だった。
おすすめである。

■目次
第1章 開発力の秘密はここにあった!(逆境が生んだ「アイデア集団」
信じて育てたメガヒット ほか)
第2章 大手にはできないことがある!(どこにでもあるものなんて作らない
大ヒットを目標にしないモノ作り ほか)
第3章 発想の良しあしに企業規模なんて関係ない(「売れなくて当然」の逆境が発想を生む
突き抜けた挑戦心がヒットを引き寄せる ほか)
第4章 消費者にどこまで寄り添えるか(「ライフスタイル」をとらえているか
「冒険心」をくすぐるか ほか)
第5章 小さく効率的なブランド戦略(「専門性」と「独自性」の違い
“会社"よりも“商品"のブランド戦略 ほか)

2014年8月22日金曜日

武雄市の図書館に行って来た

福岡に旅行に来たついでに、CCCが運営委託を受けて話題となった武雄市の図書館に来てみた。
公立の図書館でありながら、なかなかユニークな試みだが、佐賀県武雄市という立地上、なかなか機会がなかったが、ちょっと足を伸ばしてみた。

特急を使うと、博多駅から1時間ほどで武雄温泉駅まで行く事ができる。
武雄温泉駅はかなりのどかだった。なぜなら、駅の改札が自動機札ではなく、おばちゃんに切符を渡したのでw

駅からは車で5分ほどの距離に図書館はある。図書館の目の前はベスト電器。
いわゆる地方のショッピング集積地っぽい地域にある。

建物だけ見ると、スタイリッシュなのだが、このすぐ後ろは山だし、田舎っぽい街並の中にこの建物が存在していることがものすごく違和感だった。




賛否両論あったけど、ものすごくいい空間だと感じました。
スーツの人が来ていたので、どこかの自治体の関係者が視察に来ていたのかもしれません。でも、この取り組みは運営費の削減を実現しているので、非常に良いと思います。
数時間、館内にいて蔵書のチェックとか雰囲気とか利用者の顔を眺めていたのですが、集客という観点では非常に成果を上げている。
特に田舎の場合、大きなショッピングモールにしか行き場がないと思うけど、3世代利用とかもいるし、図書館なんだけど、子供が走り回っていたりで、独特の文化が垣間見えました。

以下、武雄図書館の2Fのスペースでメモしたこと。

・平日の昼間だけど、幅広い属性の人たちが来ている。
(一人で読書、家族、子供連れ、3世代、テスト勉強、友達同士)
・店内にスタバが併設されているので、カフェ利用者もいるが、基本は静か。
・このブログの草稿は図書館の2F席で書いているが、タイピング音がうるさくならないように気をつけて打ってる)
・図書のディスプレイが非常にいい感じ。
・印象として、攻殻機動隊のアオイと少佐の知見を披露する図書館っぽいイメージ
・天井が高いので、けっこう蔵書で高い位置に配置されている書籍も多い。
(脚立が2脚ある。でもStaff Onlyなので、依頼しなければいけないのだろう。)
・テラス席もありながら、静かに図書館利用したい席もあって、バリエーションに富んでる。
・レンタルもできる
・蔵書検索のiPadがなかなかいい感じ。ただ、ネット接続がちょい遅い。
・武雄市けっこう田舎
・雑誌や図書販売などもあるが、ぱっと見どこまでがそうなのかはわからない。
・賛否両論あったが、市民の利用率的にはかなりいいのでは。また来たいし、通いたいw

以上、現場からのリポートでしたw

※後からPhoto禁止だと気づきました。すみませんw

2014年8月20日水曜日

弱いつながりを読了

弱いつながり 検索ワードを探す旅
東さんの著作。ちょこちょこ話題になっていたし、弱いつながりをネットワークの紐帯のことかなと思っていたこともあって、読んでみた。ライトなので、数時間で読めます。

結局、ネットワークの件はそんなに大事ではなく、検索スキルを上げるために、ネットに閉じこもっていないで色々な体験をしましょうという趣旨の内容だった。
これには非常に同意できる。

やはり外部から客観視することによって新たな発見もあるし、外の世界で見て、感じたことや新たなワードは本当に糧になると思うからだ。
なんとなく、著者の経験上子供ができるまでは、ネットに閉じこもりがちだったが、それを機にライフスタイルを変えたというのが自分にも当てはまりそうな気がする。

旅というものは、金や時間や労力を考えるとけっこうな投資だが、それ相応に得られるものもあるなぁ。
たまには海外に行くかなぁと思わせてくれたので、星4つ

■目次
0 はじめに――強いネットと弱いリアル
1 旅に出る 台湾/インド
2 観光客になる 福島
3 モノに触れる アウシュヴィッツ
4 欲望を作る チェルノブイリ
5 憐れみを感じる 韓国
6 コピーを怖れない バンコク
7 老いに抵抗する 東京
8 ボーナストラック 観光客の五つの心得
9 おわりに――旅とイメージ

2014年8月18日月曜日

『攻殻機動隊 大原画展』に行って来た

池袋で開催されている『攻殻機動隊 大原画展』に行って来た。


正直、このアニメに出会ってしまったせいで、僕の人生の態度変容は著しい。
未だに定期的に各シリーズを見直して、その世界観や描かれるチームやプロフェッショナリズムに触れることが多い。
そんな作品の原画が見られるというわけで、早速チャリを飛ばして行ってきた。

コンテンツは特設サイトに載っている。
出展内容

いわゆるセル画と呼ばれるアニメーションの元となる絵がメインのコンテンツになるのだが、かなり精緻に描かれていた。背景や雰囲気、ディテールの指示なども記載されたりしているのだが、ほとんどが書かれていない。あれだけのアニメーションを作る上で、セル画上ではそれほどの指示が無いと言う事はどの段階で詳細を詰めているのだろうと興味を持った。


例えば、これは原画と完成品が並列されているのだが、けっこう細かい指示が書かれている。
しかし、ラインの色やちょっとしたディテールくらいで、ほぼ原画で表現されてしまっているのが非常にすごかった。
やはり、人に影響を与える作品ってのはディテールにまでかなり踏み込んで仕上げているのだなぁと、非常に参考になった。
攻殻機動隊が好きな人はぜひ行くべき。
今週で東京は終わっちゃうけど。

追伸
せっかくなので、グッズを購入。


・笑い男のストラップ


・ステッカー(PCその他に貼る用)


・フェイスタオル(インテリア用)

とにかく、満足したので、ブログに備忘録として残しておく。

2014年8月16日土曜日

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチを読了!

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
チームが機能するとはどういうことかというタイトルに惹かれて読了。
たしか、どこかのブログを読んで、すぐに手に取りたくなったように思う。
これかな。
「チームが機能するとはどういうことか」を考察してみた

ハードカバーなので、少し読むのに労がいるが、間違いなく今年ナンバー1の書だった。
チームで活動するのは、人間活動する上で欠かせないので、仕事だけでなく全てにおいて本書の考え方は適用可能である。

本書の指摘の通り、学習しながら不確実な事象に対処できるように絡んでいきたい。
また、本書は章ごとにまとめがあって、非常に良かったので、ネタバレになってしまうが、下記にメモをしておく。
下記のエッセンスで興味を持たれたら、ぜひとも本書を手に取っていただきたい。満足する事は請負である。

メモ

序文 エドガー・H・シャイン

■第1部 チーミング

第1章 新しい働き方

(lesson&Actions)
 ・今日の複雑で変わりやすいビジネス環境で成功するには、柔軟さと協力と恊働が不可欠だ

 ・チーミングはダイナミックな仕事の仕方であり、しっかりとしたチーム構造という安楽さを持つ事無く、必要な協力と恊働をもたらす

 ・チーミングとそれに関連するメンバー間の行動によって、組織学習が後押しされ、また最適な結果を得られるよう適切なリーダーシップの考え方が要求される。こうした仕事の仕方によって従業員は個人としても専門家としても成長する。これに対し、伝統的なトップダウン・マネジメントが行われる組立てラインの工場では、労働者はするべきことを指示される必要のある子供のように扱われていた

 ・前述したリーダーシップの考え方を表すのが、学習するための組織作りである。これは率直に話し、質問し、アイデアを共有することを促して集団的学習を促進するリードの方法である。

 ・学習しながら実行するというのは、絶え間ない学習を日々の作業プロセスの中に織り込む活動の仕方の事である。ふつう、これはチームの中で生まれ、学習するための組織づくりというリーダーシップの実践によって後押しされる。

 ・プロセス知識スペクトルは業務環境を分類するのに役立つツールである。仕事や部署、あるいは組織全体がスペクトルのどこに位置するかで、仕事の状況とそれに合うチーミングおよび学習目標が特定される

第2章 学習とイノベーションと競争のためのチーミング


(lesson&Actions)
 ・チーミングは今日の組織に必須だが、チームであれ組織であれそれを自然にうまく行えるようになることはない

 ・チーミングの成功には4つの行動、すなわち、はっきり意見を言う事、協同する事、試みる事、そして省察することが必要である

 ・そうした行動はサイクルの繰り返しによって成立する。新たなサイクルは毎回、前のサイクルの結果によって性格づけられ、望み通りの結果が得られるまでサイクルは続いて行く。

 ・チーミングにはいくつかのメリットがある。メリットは大きく2つのグループ、すなわち、組織のパフォーマンスがあがること、魅力とやりがいあふれる職場環境になることに分けられる。

 ・しかしながら、チーミングに不可欠な協調的行動はチームの中に緊張や対立を生む。対立がチーミングにとって望ましいものであることを理解していないリーダーや、対立に取り組むうえで必要なスキルを学ばないリーダーは失敗する運命にある。

 ・対立を収めるためには、リーダーは対立の性質を明らかにし、優れたコミュニケーションを具現化し、共通の目標を明らかにし、難しい話し合いから逃げずに取り組まなければならない。

 ・チーミングには取り組みがいのあるチャレンジが多々あるため、リーダーシップの役割にとくに注意を払う必要がある。学習するための組織作りという考え方をもち、実践するとチーミングと学習の両方を行える

 ・学習するための組織作りをうまく実行に移すためには4つのリーダーシップ行動が必要だ。学習するための骨組みを作る、心理的に安全な場をつくる、失敗から学ぶ、職業的・文化的な境界をつなぐの4つである。


■第2部 学習するための組織づくり


第3章 フレーミングの力

(lesson&Actions)
 ・フレームとは解釈であり、これを使って人は環境を感じて理解する。およそつねにフレームは自然に生まれる

 ・リフレーミングは、自分の行動を変えたり人々に変わってもらったりするための協力なリーダーシップツールである

 ・組織で働く人、とりわけリーダーの立場にある人がどのようにプロジェクトをフレームするかによって、成功するか失敗するかが左右される

 ・チーミングと学習を必要とする新たな取り組みをうまくフレーミングするには、役割と目標ーリーダーの役割、メンバーの役割、チーミングの目標や目的ーが大きく影響する

 ・自分の役割をフレーミングするに当たっては、リーダーは自分が相互依存していることをはっきり述べ、自分も間違う場合があることと恊働を必要としていることを伝えなければならない

 ・チームメンバーの役割を定義するにあたっては、リーダーはメンバーがプロジェクトの成功に不可欠な優れたメンバーとして厳選されていることを強く伝える必要がある

 ・メンバーのやる気を高め、団結させるために、リーダーは明確で説得力のある目標をはっきり伝えなければならない

 ・学習フレームの確立には4つの反復されるステップがある。登録、準備、試行、省察の4つである。

 ・学習フレームを強固にするためにすべきこと。まず、言葉と目を使った会話をする。期待される対人行動と協調的行動を、具体的な言葉を使って説明する。新たな手順がうまく進み、自信を高めやすくなるような行動を始める。様々な結果を使って、学習フレームの要素を視覚的に強固にする

 ・チーミングや学習においてよりよい結果を得るには、個人として行う次の戦術を使ってみよう。このプロジェクトは胸の躍るような機会に満ちている。と、自分に言い聞かせる。プロジェクトの成功に自分は不可欠だと考える。他のメンバーはプロジェクトの成功にとって重要である、と自分に言い聞かせる。以上の3つについて、それらが本当であるかのように他の人に話す。

第4章 心理的に安全な場をつくる


(lesson&Actions)
 ・心理的安全は職場環境での対人リスクがもたらす影響について、個人がどのように認識しているかを示している

 ・職場で直面する明確なイメージリスクとは、無知、無能、ネガティブ、あるいは邪魔をする人だと思われることである

 ・心理的に安全な環境では、信頼と尊敬の両方が特徴になっており、人々は間違ったり支援を求めたりしても罰を受ける事はないと信じる事ができる

 ・心理的安全があると自己表現や実りある話し合いが促されるため、それはチーミングや組織学習にとってなくてはならないものになっている

 ・心理的安全は仲良くなる事もパフォーマンス基準を下げる事も関係ない。むしろ、グループが高い目標を設定し、恊働と集団的学習によってその目標を目指して努力できるようにするものである

 ・心理的安全によって明確に7つのメリットがもたらされることが、研究から明らかになっている。心理的安全があると、率直に話す事が促され、考えを明晰にすることができ、意義ある対立が後押しされ、失敗が緩和され、イノベーションが促進され、目標とパフォーマンスの関係が穏やかになり、従業員の責任が向上するのである

 ・序列とそれが生み出す不安は心理的安全にネガティブな影響をもたらす。一般に、序列が下位であるチームメンバーは上位のメンバーほど安全性を感じていないことが研究から明らかになっている

 ・組織の心理的安全を高める上で、リーダーは重要な役割を果たす。しかし心理的安全は断じて、好きにつくってよいものでも命令されて生み出すものでもない。むしろ特定のリーダーシップ行動を必要とするものである。

 ・心理的に安全な環境をつくろうとするときには、グループの仕事や、それがどのように変化して来ているかや、しっかりやり遂げるためには何が必要かといったことに焦点をあてるべきである。これにより、心理的安全が必要であるという結論を、人々が自ら見出す事になる

 ・心理的に安全な環境をつくるために、リーダーは、直接話のできる親しみやすい人になり、現在持っている知識の限界を認め、自分もよく間違う事を積極的に示し、参加を促し、失敗した人に制裁を科すのをやめ、具体的な言葉を使い、境界を設け、境界を超えたことについてメンバーに責任を負わせる必要がある。

第5章 上手に失敗して、早く成功する

(lesson&Actions)

 ・観点もスキルもさまざまである人々を1つにまとめる場合、技術面でのチャレンジと人間関係上のチャレンジのために失敗は避けられないものになる

 ・失敗がもたらす貴重な情報のおかげで、組織はいっそう生産的、革新的になり、成功できるようになる。しかし、失敗に対して心理的、社会的に強く反応してしまうために、ほとんどの人が失敗を許されないものだと考えてしまう

 ・人間というのは、頭では組織の中で起きる多くの失敗が避けがたいものだと理解できるが心では失敗すれば非難を受けるものだとどうしても思ってしまう。これによって処罰に対する反応が起き、多くの失敗が報告されなかったり誤った判断がされたりするようになる

 ・失敗の原因はプロセス知識スペクトルのどこに位置するかによって異なる。ルーチンの業務では、失敗はふつうプロセスから少し逸脱する事によっれ起きる。複雑な業務では、不確実性や試みに原因がある事が多い。

 ・組織の中にはうまくいかないかもしれないことが数えきれないほどあるが、失敗は3つのカテゴリー、すなわち、避けうる失敗、複雑な失敗、知的な失敗に大別できる

 ・失敗に対する学習アプローチを開発しようと思うリーダーは、好奇心と忍耐と、曖昧さに対する寛容さを反映する探求志向を取り入れる必要がある。すると、失敗について安心して話せる環境ができ、素直さという規範がたしかなものとなる

 ・失敗に気づく事、失敗を分析する事、意図的な試みを行う事は、失敗から学ぶのに不可欠である。

 ・失敗に気づくのを促進するためには、リーダーは、問題を報告した人を歓迎する事、データを集め、意見を求める事、失敗に気づいたらインセンティブを与える事が必要である

 ・失敗を分析するのを後押しするためには、リーダーは、様々な専門分野から人材を集め、体系的にデータを分析しなければならない

 ・意図的な試みを促進するためには、リーダーは、試みとそれに伴う失敗にインセンティブを与える事、失敗から学ぶ事に対する心理的障壁を取り払うような言葉を使う事、より多くの賢い失敗が生まれる知的な試みをデザインする事が必要である

第6章 境界を超えたチーミング


(lesson&Actions)
 ・今日の職場でチームを組む人々が、同じ信念や考え方や意見を持ってる事はまずない。そうした差異は、意識して注意深く管理されなければ、恊働の邪魔をするかもしれない

 ・「境界」という言葉は、ジェンダーや職業や国籍を含め、人々の間にある目に見える領域と目に見えない領域の両方に当てはまる。また、境界は人々が様々なグループの中で持つ当たり前になっている思い込みや多様な考え方がもとになって存在する

 ・境界をつなぐには、あらゆる種類のグループ内やグループ間に存在する障壁を超えて通じ合おうとする意図的な試みが必要になる。技術の急速な発展やグローバル化の重視により、今日の職場環境においては境界をつなぐ重要性が非常に高まって来ている

 ・チーミングを行う時に最も多くぶつかる境界は3つある。物理的な距離(場所に関する相違)、知識に基づくもの(組織や専門知識に関する相違)、地位(序列や職業的な地位に関する相違)の3つである

 ・上位の目標を設定し、関心を深め、プロセスの指針を示すのは、境界を超えたよいコミュニケーションを促進するための重要なリーダーシップ行動である

 ・地理的な境界を克服するために、グループメンバーは定期的に他のメンバーの職場を訪れ、その職場特有の知識にしっかりと注意を払い、知識の保存と交換に貢献すべきである

 ・組織の多様性によって生まれた知識の境界を克服するために、グループメンバーは一人ひとりの観点を共有し、各組織がもたらす価値を重視し、集団的アイデンティティを確立すべきである

 ・組織の多様性によって生まれた知識の境界を克服するために、グループは専門技術に基づく知識を共有し、集団的アイデンティティを確立し、図面、モデル、試作品のようなバウンダリー・オブジェクトを活用すべきである

 ・ピラミッド型組織の境界を克服し、経験される地位による相違を最小限にするために、リーダーはどんなものでも受け容れる姿勢をもち、事前対策的にグループメンバーと会話をすべきである


■第3部 戦略実行しながら学習する


第7章 チーミングと学習を仕事に活かす

(lesson&Actions)
 ・学習しながら実行するというのは、今行っている仕事に学習を組み込んだ活動の仕方である

 ・学習しながら実行する活動の仕方と対照をなすのが、効率を追求しながら実行する活動の仕方である。これは柔軟性よりも支配を、試す事よりも忠実さを重視し、不安によって支配と順応を促進する事がしばしばある

 ・学習しながら実行することは、状況を診断して、その状況がプロセス知識スペクトルのどこに位置しているかを考えることから始まる

 ・人はつい、自分の仕事はルーチンだ、ニーズに応じて変更される、あるいは創造的だと当たり前のように思ってしまう。そのため、少し時間をとってじっくり診断することが重要である

 ・過去に例のない状況が誤って診断された場合、効率を追求しながら学習する活動の仕方が当たり前のように使われていると、サービスに著しい不具合が生じる可能性がある

 ・学習しながら実行することは4つのきわめて重要なステップー診断、デザイン、アクション、省察ーから成っており、プロセス知識スペクトルのどこに位置する仕事かによって違いがある

 ・学習しながら実行しつづけるには、リーダーシップが不可欠である

第8章 成功をもたらすリーダーシップ


2014年8月14日木曜日

グアルディオラ主義: 名将の戦術眼は何を見ているのかを読了

グアルディオラ主義: 名将の戦術眼は何を見ているのか

バルサBからトップチームを率いるようになり、ドリームチームを具現化し、わずか4シーズンでその幕を閉じたペップが注目された次のチームをバイエルンミュンヘンに決めてから1シーズンが経過した。

2014ブラジルW杯、衝撃的な優勝を遂げたドイツの面々がそのバイエルンを母体にしていたことからも、彼の手腕、仕事ぶりがいかに影響力があるかがわかるだろう。
すでに彼が取り入れた戦術については、様々なサッカー誌で取り上げられているが、なぜバイエルンを選んだのか?という視点での記事はあまり無い。
その視点や、クライフ、ミケルスなどの系譜、ビエルサとの共通項などを様々な角度から検証する。

西部さんは戦術の解説本が多いが、それだけに留まらず、歴史的な経緯なども多く入れてくれている。
ジェフの連載を持っているという肩入れもあるが、それだけではない濃厚な解説が本書には入っていると言ってよいだろう。
ぜひ読みたい1冊だ。

■目次
第1章 世界王者への壮大なる実験(衝撃の3‐0!
グアルディオラ監督の「ロングボールを使え」 ほか)
第2章 究極のフットボールを求めて(バイエルンの戦術を変えるのは少しだけなのか
“バルセロナ”の構成要素 ほか)
第3章 なぜバイエルン・ミュンヘンを選んだのか(運命を変えたひとりの少年
すべてを成し遂げた1970年代 ほか)
第4章 グアルディオラのミッション(同志ビエルサ
ビエルサのフットボール工場 ほか)
最終章 世界戦略という名の野望(マリオ・ゲッツェの天才
切り札としてのリベリー、ロッベン ほか)

2014年8月13日水曜日

キング・コーンを観た


食のドキュメンタリーシリーズを見るブーム。
今回はキング・コーンを鑑賞した。

すでに、色々な食のドキュメンタリーを見て来たが、多くは直接的に関わる食品や家畜だったり、その加工工程の話であったが、今回の話はとうもろこし。
一見すると、それほど問題なさそうだが、かなり問題は大きかった。
2009年に日本では公開されているが、今はどうなっているのだろうか。



イアンとカートは、大学に在籍していた親友同士。これから社会人になるにあたり、「自分たちが普段何気なく口に運んでいる食べ物についてもっと知っておきたい」と、無謀にも農業を始める。 早速、アメリカでもっとも生産量の多い“トウモロコシ”を育てるため、国内最大の生産地であるアイオワ州の農家に移り住み、1エーカー(4047㎡)の土地を借りて農作業に取り掛かる二人。近所の農夫に手伝ってもらい、遺伝子組み換えされた種子や強力な除草剤を使うことによって、農業初心者でありながら驚くほど簡単にトウモロコシを植え育てていく・・・。 こうして作られたコーンはどこへ出荷され、どのように消費されているのだろう?実体験によって、アメリカ的現代農業の実情を目の当たりにした二人は、さらに収穫したトウモロコシの行方を追って、アイオワを離れ旅に出るが・・・。 はたしてその旅の果てに見た、私たちが普段何気なく口にしている物の正体とは・・・?

感想のブログもいくつもある。
映画『キング・コーン』 いろいろ食えなくなっちまっても知らないよ
この中で語られている事はごもっともですね。

また、同DVDには監督のインタビューが入っているのだが、そこに非常に興味深い指摘があった。
ニュージーランドはアメリカ以外で初めて公開された国らしいが、そこは牛を牧草で育てているという。
これは政府の助成金を農家が自ら断って、市場にゆだねた結果であるという点が興味深い。翻って日本の食品はかなりが輸入に頼っているし、90%のとうもろこしが輸入だそうだ。国産の家畜ももしやと思ってしまわなくもないところだ。

作品中にも出てくるが、大規模農場で1年かけて育てたとうもろこしは赤字になるという。しかし、政府がとうもろこしに対して助成金を出しているおかげでまかなっているという。
これによる生産の大量化とモラルハザードは非常に観ていて深刻だと感じた。

何か劇的に改善する方法があるかは正直わからないが、本作品に出てくる家族全員糖尿病になってしまった男のインタビューのように知らずに病気になるというリスクは避けて行きたいものだと思う。

逆境経営を読了

逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法
日本酒業界に彗星のごとく登場した獺祭。
しかし、彗星のごとく登場したのには、様々なストーリーと旭酒造の並ならぬ努力があった。

経営という観点でも学ぶべきところは多いし、米の生産における国の施策と問題点、TPPにおける思いなども参考になる。

そして、なにより、杜氏や蔵人のいない数値管理した製造工程にかなりインスパイアされた。
かなり面白い書籍だった。
日本酒の国内での軽視、ワインと同等のブランディング戦略なども興味深い。

メモ
こだわったのは、社内(特に製造部門)の熱意をいかに維持できるか、という点でした。
〜中略〜
ビール製造は、すでに技術的に解明されている点が多く、原価低減や品質の安定など以外に、技術を工夫して品質を高めていくという目標を設定しにくい面があります。それだけに、彼らを「数年経ったら儲かるから」という希望的観測による動機付けだけで、目標も挑戦もない事業についてこさせることはできません。

■目次
はじめに
第1章「負け組」の悲哀を忘れない
第2章 大失敗から学ぶ
第3章 捨てる勇気を持つ
第4章 「できること」と「やるべきこと」をはき違えない
第5章 常識や慣習にとらわれない
第6章 伝統が持つ奥深さを侮らない
第7章 発信しなければ伝わらない
第8章 打席に立ったからには、思い切りバットを振る
おわりに
資料/日本酒ができるまで

2014年8月12日火曜日

世界へはみ出す 日本でダメなら、海外へ行く。を読了

世界へはみ出す 日本でダメなら、海外へ行く。 (U25 Survival Manual Series)
ネットで金城さんの記事を見て、面白そうだと思って読んでみた。
Kindleやはり便利ですね。

アフリカでビジネスをしている若者ということで、その人が書いているエッセイ的な本。非常にライトな内容でサクッと読めるが、多くの気づきをきれる書だった。

著者の経歴をちょっと抜粋。
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アフリカ8カ国(タンザニア・ザンビア・マダガスカル・ベナン・ニジェール・ブルキナファソ・コートジボワール・ナイジェリア)で、
40社以上の企業経営(金取引、農場経営、不動産、タクシー、運送業、金鉱山運営、ホテル、中国製品の卸売、土地開発など)に携わる。
20代にして「年商300億円」を実現した。日本における「アフリカン・ビジネスの第一人者」の一ひとり。
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こりゃすごい。
特に日本で肩肘張らずに韓国の大学から、そのまま友人達とアフリカでビジネスを開始してしまったというから驚きである。
アフリカでの家族経営の話や日本人である事がいかに有利であるかという点。
やっぱり、考えすぎずに行動することに意義があるなと改めて認識した。
おすすめ。

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」を読了

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」
小さなチーム大きな仕事でおなじみの37シグナルズの本。今回は働き方を変えるリモートワークについての話。

以下、内容紹介抜粋。
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どこにいても世界中の人と簡単にコミュニケーションできるのに、なぜオフィスが必要?
人生の大切な時間を通勤に費やすのはナンセンス!
優秀な人材と一緒に働きたければ、物理的距離なんて関係ない!
前作『小さなチーム、大きな仕事』で圧倒的な支持を集めたカリスマ経営者たちが、今回取り上げたのは「リモートワーク」。
世界に散らばる36人の社員を率いて、数百万人ものユーザーにサービスを届けている彼らが、新しい時代にふさわしい働き方を伝授する。
会社や組織にまつわる固定観念が、徹底的にくつがえる!
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たしかにクラウド環境も色々なサービスが出て来ているし、Githubを始めとしたリモートでの開発環境も整いつつある今、本書に記載されている働き方を実践していくハードルは低くなっているだろう。
また、通勤にかける時間についても、再考の余地はある。個人的に今、通勤にそこまで負荷をかけていないので、同意する場面は少ないのだが、満員電車に揺られて通っている人などには革命的なのではないだろうか。

個人的にリモートワークの実践には非常に興味があり、早い段階で実践してみあいこともあり、本書に書かれているような基本的な事項は参考になった。
従来の働き方に疑問を持つ人はぜひ手に取ってみてほしい。

■目次
イントロダクション―オフィスのない世界
リモートワークの時代がやってきた
リモートワークの誤解を解く
リモートのコラボレーション術
リモートワークの落とし穴
リモート時代の人材採用
リモート時代のマネジメント
リモートワーカーの仕事スタイル

2014年8月11日月曜日

フード・インクを観た



というわけで、食の社会見学シリーズ第1弾のフード・インクを鑑賞した。

第2弾のありあまるごちそうはすでに鑑賞済みです。
「ありあまるごちそう」というドキュメンタリーを観た

もはや上の記事でも書いているのだけど、食品の生産・加工・流通における役割分担によってかなりの情報非対称があるということ。
公開されてから、けっこう時間が経っているものの、現在はどうなっているのか、疑問である。個人的にはあまり改善されていないのではないかと思っている。

ネット上にもいくつもこの作品における記事があるので、リンクしておきたい。

まず、自分も似たような認識がある記事
TPPによる地獄の未来の一つが、映画「フード・インク」にも出ている
日本の食品成分表時や産地の明記などは非常にすばらしいと思うが、TPPの際に、この決まり事に対して米国は懸念を示していたように感じる。

関連記事があった。
米国でもやっと始まった「遺伝子組み換え食品」をめぐる戦い
そもそもの穀物の輸入物などはまあよい。ようやくアメリカでもそういう問題意識が出ているようでもある。しかし、この作品でもあるように、食肉加工されている鳥や豚、牛などの飼料がコーンであったり、遺伝子組み換えであったりすることは、残念ながら食品表示だけでは防げないのである。
米国産の肉はやはり控えた方がよいのかな。

また、他にもいくつか批評がある。
映画『フード・インク』(Food, Inc.)を観た
この記事には賛同する点が多い。特に提供企業を精査する点は消費者の選択として必要であろう。
価格だけでついつい選んでしまいがちであるが、日々の行動で示すということはすなわちそういうことであるはずだ。

また、映画内でdisられているモンサントが公式見解を出しているのも興味深い。
映画「フード・インク(Food,inc)」に関する日本モンサント株式会社の見解

なかなか真実というものはわからないものであるし、高いモラルを持つ人々がいたとしても、流通過程や育成過程、加工過程でより多くの人間が携われば、そのモラルハザードのリスクは大きくなる訳で、それが今回の中国の食肉問題にも関連してくるのではないか。

食に関しては、まだまだ色々と調査する必要がありそうだ。

関連項目

アジの開きかた、人生のひらき方を読了

アジの開きかた、人生のひらき方
ワハハ本舗の代表だった方の著書。

タイトルに惹かれて読んでみたのだが、なかなか良かった。
あの劇団の醸し出す明るい空気はこの人がプロデュースしていたからじゃないかと思える内容。
色々な事に対して、オープンに書いているし、演出をずっとやってきているから、その言の重みというか説得力がある。
非常にサクッと読めるので、気分転換に手に取ってみるのもよいかもしれない。

■目次
第1章 「ない」と思っている人が集まったワハハ本舗―「ない」ということは「ある」をつかむチャンスです。(家がない
フロがない ほか)
第2章 僕の「ない」話します―「ない」ということは恥ずかしいことではありません。皆、初めは「ない」のです。(不幸なんてたいしたことではない
髪がない ほか)
第3章 「ない」と悩んでいるあなたへ―愛のダメ出し―本当に「ない」のですか?「ある」ことに気づいていないだけではないですか?(お金がない
学歴がない ほか)
第4章 「ない」から面白い―「ない」は笑えます。(“学”がない
その仕事じゃない ほか)
第5章 ワハハのこれまでとこれから、終わりの始まり―「ある」ことで安心していませんか?「ある」ことで諦めてはいませんか?(劇団なのに、お芝居はあんまりやらない
舞台をやるのに脚本がない ほか)

「ひらめき」を生む技術を読了した

「ひらめき」を生む技術 (角川EPUB選書)
JOIこと伊藤穰一さんの著書。Kindleで読了。

対談形式になっており、映画監督のJ.J.エイブラムス、IDEOのティム・ブラウン、リンクトインのリード・ホフマン、コメディアンのパラチュンデの4人との対談内容が収録されている。

MITはかなりオープンソーシャルなイノベーションを志向しているうようであり、それに必要なのが各世界におけるスペシャリストとの接点であるようだ。

これはまさにメディチインパクトやエッジイフェクトと同様の思想であり、共感するところである。
非常にライトな内容で読みやすいので、ちょっとした読み物としてどうぞ。

■目次
第1章 多様な価値観を持つこと
第2章 モノ作りは、霧の中のドライブ―J.J.エイブラムスを迎えて
第3章 現場で生きるコー・デザイン―ティム・ブラウンを迎えて
第4章 変化を恐れない、起業家精神を持て―リード・ホフマンを迎えて
第5章 コメディとネットは人をつなげるか―バラチュンデ・サーストンを迎えて
第6章 クリエイティブな現場主義

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 を読了

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)
田坂さんの著書を久々に読みたくなった。
知性を磨くというタイトルも興味を惹いた。

中の語り口調は相変わらずの語りべ具合であるなと思った。
21世紀の知性のあり方、そもそも知性とは何かといった話が書かれている。

僕は彼には不思議な縁があり、たまたま著書を読んでいた際に出会った。奇しくも縁の話をしていたし、著書でも語っていたので、不思議とシンパシーを感じた。
また、彼は他人の時間における大事さを主張するが、彼との本気の対峙はけっこう疲れるのである。
しかし、当時ぺーぺーだった私を含めた新人に彼のような人物が本気で対峙してくれたことは非常に教訓になったと感じている。

そういう意味で参考になった。
しかし、この内容と口調は好き嫌いがあるので、好みが分かれそうだ。興味あれば読んでみるといいと思う。

【目 次】
第一話 なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?
第二話 「答えの無い問い」に溢れる人生
第三話 なぜ、「割り切り」たくなるのか?
第四話 「割り切り」ではない、迅速な意思決定
第五話 精神のエネルギーは、年齢とともに高まっていく
第六話 「固定観念」を捨てるだけで開花する能力
第七話 なぜ、博識が、知性とは関係無いのか?
第八話 頭の良い若者ほど、プロフェッショナルになれない理由
第九話 なぜ、優秀な専門家が、問題を解決できないのか?
第一〇話 「スーパージェネラリスト」とは、いかなる人材か?
第一一話 「垂直統合の知性」を持つスーパージェネラリスト
第一二話 スーパージェネラリストに求められる「七つの知性」
第一三話 なぜ、経営者がスーパージェネラリストになれないのか?
第一四話 「予測」できない未来を「予見」するには、どうすればよいのか?
第一五話 なぜ、「目標」と「ビジョン」が混同されるのか?
第一六話 「志」と「野心」は、何が違うのか?
第一七話 なぜ、「戦略」とは「戦わない」ための思考なのか?
第一八話 なぜ、優れたプロフェッショナルは、「想像力」が豊かなのか?
第一九話 「知性」を磨くための「メタ知性」とは何か?
第二〇話 なぜ、古典を読んでも「人間力」が身につかないのか?
第二一話 あなたは、どの「人格」で仕事をしているか?
第二二話 なぜ、多重人格のマネジメントで、多彩な才能が開花するのか?
第二三話 なぜ、スーパージェネラリストの知性は、現場にあるのか?
第二四話 なぜ、人類は、二〇世紀に問題を解決できなかったのか?
第二五話 「二一世紀の知性」とは、いかなる知性か?

2014年8月3日日曜日

「ありあまるごちそう」というドキュメンタリーを観た

最近、鳴りを潜めていたのだが、再びドキュメンタリーを観ようという機運が自分の中で高まって来ている。
(外が暑いからかもしれない)
というわけで、表題の通り、「ありあまるごちそう」We feed the Worldを鑑賞した。

 
食の安全シリーズということでフードインクという作品が第1弾(こっちはまだ観てない)で、第2弾が今回のありあまるごちそうというわけだ。

公式サイトもリンクしておく
公式サイト

どうやら、アメリカとヨーロッパの1次生産の実情を表現したドキュメンタリーということのようだ。

この作品は飽食の日本に生きる人々全ての教養作品としてみる事を義務づけてもよいのではないかというほど、観ていて心が痛くなる作品だった。
すばらしい感想を書いているブログがあるので、リンクしておく。

『ありあまるごちそう』 – 食糧の不均衡は解消できるのか?〜映画で「食の社会見学」〜

上記にもあるのだが、このドキュメンタリーは構成が非常に見事である。
ちょっとだけ引用しよう。
最後にはなんと世界最大の食品会社のひとつネスレのCEOが登場します。このインタビューがすごい。彼は自信満々に自社がいかに先端技術を用いているかや、どれだけ多くの社員を養っているのかについて語ります。しかし、ここに至るまでにさまざまな事実について学んだ観客には、彼の言葉に現れない原料生産者などの姿が見えるのです。 この作品は私たちに今まで知らなかった事実を伝えてくれることも確かですが、さらに素晴らしいのは、その事実が何を意味するか、それを私たち自身に解釈させているという点です。私たちはただ教えられたことよりも、自分で考えて導き出したことのほうをより強く記憶します。だからこの映画で提示された事実から自分で考察したことは観客の身になるのです。
こういう作品に出会うごとに自分の置かれている状況を冷静に考えようと思う。
日本という国は世界でみれば、本当に幸せな環境であるということだ。
しかし、食の安全などが騒がれるけど、特に何か行動を起こす訳でもないし、みんな表面的な情報に流されているだけなのだなぁと自覚する。

関連項目でこちらもおすすめ
衝撃的な内容。「いのちの食べ方~Daily Our Bread」を観た。


2014年7月14日月曜日

2014ブラジルW杯を総括する

本当にすばらしい大会だった。
南米のブラジルというお国柄がそうさせたのかどうかはわからないが、多くの試合で良いファイトが見られ、感動できる試合が多かった。

というわけで、戦前の予想通り、ドイツがアルゼンチンを下して優勝を飾った。
南米大陸の開催で欧州チームが初の戴冠ということで、歴史は新たに刻まれた。


決勝の内容を少しレビューしておく。
大方の予想通りのスタメンだった。ドイツはケディラが直前の練習でケガしたのか、急遽クラマーがスタメンだったくらいで、アルゼンチンは変わらずのスタメン。やはり功労者ディマリアは間に合わなかった。

ドイツの組織的なプレスをアルゼンチンの個の能力が引き剥がすという見応えのある内容だったが、オフサイドの判定などでなかなかゴールが決まらず、じりじりとした展開となる。
前半かなり効いていたラベッシが早々に下げられてしまったことは残念だと思った。
また、ドイツもクラマーが早々に負傷交代でシュールレが入る。

試合は90分では勝負がつかず、延長戦にもつれ込むことになるが、交代で入ったシュールレの突破から最後はこちらも途中投入のゲッツェがよいトラップからゴール右隅に流し込み、貴重な決勝点をもぎ取った。

下馬評では圧倒的にドイツ優勢だったが、マスチェラーノをはじめ、アルゼンチンの選手の玉際での粘り強い守備やメッシやラベッシ、イグアインの鋭いカウンターが好機を演出するなど、どちらも見劣りしないすばらしい内容だった。


本当にドイツは強かった。その構成はほぼバイエルンミュンヘンである。
そして、そのチームを率いているのはペップ・グアルディオラだ。
つまり、4年前の南アフリカW杯と同様の構図なのだ。
あの時も、ペップ率いるバルセロナの選手を多く擁したスペインが戴冠している。
代表チームの強化と自国リーグの強化を連動させる手法は今後の主流になるかもしれない。もちろん、イングランドなどではずっと議論されながらも未だにうまくいってないので、難しい事なのは百も承知なのだが。

結果的に直接対戦していないが、このバイエルンの礎を築いたのはファン・ハールなので、オランダを3位に導いたけれども一抹の悔しさを抱えているのではないだろうか。
ロッベンがキャリアで最も成熟し、輝いていたので、興味深かった。

そして、ブラジルが多くのプレッシャーを抱えながら、激闘を進んで来たが、エースとキャプテンを欠いた状態でこのドイツを迎えた事により粉砕されてしまった。
僕はネイマールのための大会になるように仕組まれていたように感じていたので、ブラジル優勝を信じて疑わなかったが、結果的に悲劇が起こり、ネイマールはある種伝説になったような気もするので、それはそれでありだ。

個人的に最も残念だったのはフランスだ。
彼らは準々決勝でドイツと対戦したが、正直、フランスがドイツを食うと思っていたのだ。だが、残念な事に相手をリスペクトしすぎて自分たちの良さを出せずに敗退。
また、ドイツはその際にムスタフィがケガをしたことで、スクランブルにラームを右SBに回せた事で、ベストな解を見出せたことがこの優勝に繋がっている。
ペップの流れを汲んでいるので、なかなかラームを中盤の底から外せなかったレーブもここで腹を括った。グロスクロイツもいたが、最後まで出場はなかった。

日本については特に言及するまでもない。

この大会はゴール数も多く、またキーパーの好セーブも連発で非常にスリリングで面白い大会だった。
戦術レベルではクラブに劣るけど、ファイトという意味ではここまで熱くなるのもクラブではないので、非常に良かったんじゃないかなと思う。

明日からしばらく虚無感に襲われそうだが、充実の後には空白もあるってことで、次の欧州開幕まではJリーグを楽しもうじゃないか!

2014年7月5日土曜日

暑い夏に爽やかなカクテル 〜ティポンシュ〜

最近、行きつけのBarで新しい酒を教えてもらったので、忘れないようにメモしておく。

その名もティポンシュ。

イメージはモヒートをイメージしてもらえればOK

レシピ
1、アグリコールラムブラン(60ml)、
2、皮多めにカットしたライム1/8個程度、
3、サトウキビシロップお好みで。
これをステアするだけ。

モヒートとの違いは何か?

モヒートもラムベースなのだが、このアグリコールラムという種類のラムを使うところが1つのポイント。
もう1つはミントではなく、ライムを入れる点。

ちょっと酸味を帯びていて、クセがありますが、興味深いのでおすすめです。

また、カイピリーニャもここで知ったのですが、これはブラジルでおなじみのお酒。
これは、先ほどのティポンシュのベースリキュールをカシャーサというものに代えるだけ。

これもまた、暑い夏にふさわしい飲み物です。
モヒートが好きな方、新しいお酒に挑戦したいなって場合はこの辺のチョイスも良いのではないでしょうか。

2014年6月25日水曜日

ザックジャパン終戦。その歩みと4年間の振り返り

今朝、コロンビアに4-1で敗れたことで、日本のブラジルW杯は終戦を迎えた。
今大会は前評判も高く、選手達も優勝を目標として公言するほど期待感を煽っていただけにこの結果は落胆の色が大きいという印象だろう。

ブラジルW杯総括

まずは、今大会の総括をしておきたい。
組み合わせなどは前に書いたエントリにあるので、そちらを参照いただきたい。
http://kininaru-tetsu.blogspot.jp/2014/05/w.html

vsコードジボワール戦

ハフィントンポストがすばらしい試みでリアルタイムデータを公開してくれていた。
結局、終始試合を支配されていたのだが、うまく本田がゴールして先制できていた。
思えば前半45分までは、日本のゲームプラン通りだったのは今となっては懐かしい。
後半、ドログバが入って来た事で、それまでなんとかボニーにやらせていなかった日本のCBが崩壊。2分で2失点するということで、精神的に完全におられてしまった。
この流れが2006年ドイツW杯のオーストラリア戦。ケイヒルを投入して来たヒディングのそれをオーバーラップする内容だったが、怖かったので口にしなかった。


vsギリシャ戦

背水の陣で臨んだギリシャ戦。展開としては日本が積極的にポゼッションしていた。
カツラニスが前半早々に退場したことで、流れが一気に来たのかと錯覚したが、
1人退場したギリシャは早々にゲームプランを変更。少しスペースのあった中盤ボランチ付近を2枚で固めてがっちりと亀のような姿勢で第3戦に臨む姿勢になった。
上記のデータを見てもらえるとわかるが、ポゼッションすればシュート数はそれに相関して多くなる。いくつか決定機があったのだが、それを決められなかったことが大きかった。しかし、それもサッカー。

vsコロンビア戦

先ほど終わった試合。コロンビアは前節からスタメン8人を変更するという控えメンバー。ペケルマンはさすがの名将なので、この大会の唯一の休息ポイントをフルに活用してきた。
しかし、今野がPKを与えてしまい、クアドラードがそれをきっちり決め、先制される。
だが、前半ロスタイムに本田のクロスを岡崎がナイスな飛び込みで決める。DFに完全にコースを塞がれながらのあのヘディングゴールはかなりテクニカルだった。やはり岡崎すごい。彼はユーティリティがあり、日本のサイドを深く作ってくれたり、PAにダイアゴナルに侵入してくれるので、サイド起用が多かったが、今季のマインツでの活躍を見るにトップを張ってもらいたかったものである。
後半はJ.ロドリゲスが出て来た事でクオリティの違いを見せつけられる結果となる。
ハメスがサイドに出た事で意識がサイドに行き、DFが外に釣られる。中にいるのが売り出し中のポルト所属のJ.マルティネスなもんで、きっちりと決められ、終わってみれば1-4の敗戦である。ここにファルカオがいたらどうなっていたか‥本当に残念だ。


まあ、結論を言ってしまえば、初戦に尽きるという月並みな話になるのだが、
2試合目のギリシャ戦で1点取っていれば、また違う戦い方もできただろうと思うし、
まあ、これもまた短期決戦の妙だと言わざるを得ない。


これまでのザックジャパンの4年間は失敗だったのか?

次にザックジャパンの4年間について振り返ろう。
試合直後に感情に任せて、色々な意見が出ていた。
まあ、この3戦の内容と結果を見れば、そう言いたくなるのもわかる。



しかし、セルジオさんのこのツイートを見ることで、やはり4年間という軸で考えなければならないのだと思い直して、自分の中で少し内省してまとめてみたいと思う。

2010年8月30日にザックジャパンは誕生した。

過去の試合遍歴を追っかけてみよう。
2010年
http://www.jfa.or.jp/national_team/official_scoresheet/2010/index.html
懐かしい。初陣はパラグアイとの再戦だったですね。そこで勝って、アルゼンチンにも勝利して相当沸いた記憶があります。

2011年
http://www.jfa.or.jp/national_team/official_scoresheet/2011/index.html
流れをそのままにアジアカップも制覇したんでしたねー。
その後に、W杯予選が始まって行く。2011年は1敗しかしてないのすごいなw

2012年
http://www.jfa.or.jp/national_team/official_scoresheet/2012/index.html
で、この年にブラジルに完敗したけど、フランスにアウェイで勝ったんでしたね。前は0-5で惨敗したから大進歩だってなった。

2013年
http://www.jfa.or.jp/national_team/official_scoresheet/2013/index.html
2013年はW杯の出場権を取って、意気揚々とコンフェデに臨んで3戦全敗。
しかし、イタリア相手にバカ試合をやったおかげで世界には好印象を残しましたね。
後半ではセルビアやベラルーシにころっと負けて、解任論まで出そうになった後の欧州遠征でオランダといい試合、ベルギーに競り勝っちゃったことで、自信を深めたのは記憶に新しい。

2014年
http://www.jfa.jp/samuraiblue/schedule_result/
そして今年。完全にW杯に備えた調整試合が多くなっています。

こうやって見ると、この4年間ってけっこう強豪国とやってるし、過去の教訓を活かしてJFAはマッチメイクしているんですね。
なので、キリンチャレンジカップの話とか持ち出してくる輩とかいますが、彼らの指摘は論外。

ザックは長期で見れば、着実に日本の成長に貢献してくれていると思います。
ただ、短期決戦はあまり得意じゃないようだ。

元々3-4-3がやりたくて、ずっと試してきたわけだけど、まったくもってうまくいかないと判断して封印しましたが、それ以降は今の4-2-3-1でのフォーメーションをずっと使ってきたように思います。

私見ですが、僕が思う今大会の失敗の要因の1つとして、チームが早く成熟してしまったことがあると思う。
コンフェデで世界に通用するかどうかかなりチャレンジできて、チームとしては実はそこがピークだったように思います。自分たちのサッカーはまがりなりにも通用した手応えがあったから。
でも、結果としてみれば、3戦全敗なんですよね。ここがスポイルされてしまっていた。
自分たちのサッカーは通用することがわかったのに、ではどうすれば勝てるのかというリアリスト的な観点を伸ばせなかった。
ここが戦術インテリジェンスの欠如を感じた大きな要因だと思うんですね。

いつも比較に出されるのだが、メキシコなんかは身体は小さくても体躯はしっかりしていて、身体が強い。だから、あのサッカーが成立してるし、ボールを持つ時は持つし、激しくプレスする時はそうする。しっかりとメリハリがついているんですよね。
日本の場合は残念ながら、両方できないし、使い分けができない。
吉田や今野は守りたいからライン下げるけど、本田などは攻めたいからライン上げを要求している。こういうやり取りあったように記憶してますが、違うよね。
前線も前からプレス行く時は行く。攻める時はDF陣のラインを上げてコンパクトに攻めて行く。そういう柔軟性が必要だったのだが、そこが煮詰まらなかった。
まだまだ世界との差は大きいんだなと思った次第。

でも、大久保の選出はサプライズだって、言われて来たけど、彼は結局3戦全てに出場してレギュラー奪ったわけだよね。
もっともっとセレクターにはJリーグの選手も見てほしいと思う。
普段、欧州でプレーしている選手はあんまり強豪とのテストマッチには呼ばないで国内組に経験させるとかそういう強化の方向性もありだと思うね。

まだザックの去就は未定だけど、おそらく勇退だろう。
後任の名前として早くもハビエル・アギーレが出てる。彼はメキシコ人だし、何が日本にたらないかを原さんが検討した上で接触しているのだろう。
これはおもしろそうだと思う。
ペケルマンよりもアギーレがいいw

あとザックはリーグでのマネジメントはできるし、強化もできることはこの日本代表の結果から見ても明らかなので、オファーは色々来るだろう。

とりあえず、ありがとうザックジャパン。いい夢見させてもらいました!

追記
サッカーキングにおそらく岩本さんが書いたと思われるよい記事が載っていたので、リンクしておく。
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140626/205699.html

2014年6月19日木曜日

IoTやらM2Mやら

今日は普段連載をさせていただいている媒体さんが、イベントを行うということで、
せっかくのお誘いだったので予定の合間をぬって参加してきた。

下記がイベントの概要
CNET Japan Live 2014 summer あらゆるモノがつながる世界~IoTが起こす新ビジネスイノベーション~

IoTやらM2Mは昔からその名を変えて主張されて来たのだが、ハードウェアやソフトウェアの進化によって、いよいよ現実味を帯びて来たので、注目している。

最初の基調講演のみの参加だったが、とても面白かったし、学びがあった。
以下、参加メモ

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特別対談 IoTとは?--すべてのモノがつながる時代の革新

IoTとは何か
IoTでは全てのものがオンラインに。→ハードウェアの価値の再定義
例、センサー内蔵のバスケットボール 94Fifty Sensor Basketball
    Airbus Smart Luggage [Bag2Go] スーツケースのセンサー
    GE industrial Internet 構想
M2M(モノとモノ)、P2M(人からモノ)、M2P(モノから人)
※どんな情報を収集するのか?が非常に重要。→時間軸と収集するデータが肝。

M2M事例:サンフランシスコ市営交通局のスマートパーキング(空き状況に応じて駐車料金を変動させている)

P2M事例:Starbucks [Clover];ネットワーク接続された珈琲メーカー
(高い珈琲豆のパラメータ設定を機械化して、教育コストを下げる)

M2P事例;モノと人がコミュニケーションを図る Botanicalls
→プラントに接地されたセンサーが土の湿り気をチェック。水が必要になったらアラート
 Wi-Fi接続でtwitterにツイートなども

M2P事例:ゴミの容量をセンシング 「SmartBin」
→ごみ容量のセンサー検出で必要時に回収する

なぜ今IoT?
→センサー技術の小型化、低消費電力か、低価格化

Bluetooth LE、6LoWPANという通信技術
ウェアラブルセンサー(絆創膏センサー、コンタクト型デバイス)
オムツのセンサー

様々な端末の登場
スマートウォッチ、腕輪/リング型、グローブ型、グラス型

■各レイヤー
アプリケーション(業界)
プラットフォーム
コアネットワーク:3G、LTE
 ※フォグ・コンピューティング
ローカルネットワーク、BLEなど
デバイス

IoTがもたらすビジネス機会
→Hardware + Service
例、コムトラックス、ネスレのAguila

ハードウェアが主体なのか、サービスが主体なのか
ハードウェアの方:ネットスマート歯ブラシ
サービスの方:Nest温度調節計
→ビジネス主体によって、マネタイズ手法は変わる

Nest「Rush Hour Rewards」(デマンドレスポンス)
電力会社がビジネス主体の場合は電力網をタダで配るとかもある。

自動車起点のエコシステム Connected Car
消費者にとってはモノが自分のエージェントとして動作すること
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たくさんのキーワードを収集できたので、少しずつキャッチアップしていきたい。

2014年6月7日土曜日

ブラジルW杯の予習第2弾

いよいよ開催が迫って来たので、予習第二弾書こう。

さっきの日本-ザンビア戦がとても面白かったので、期待できそう。
昨年のコンフェデでイタリアと殴り合った試合を世界は印象に思っているし、今日のザンビア戦でも改めてエンターテイメントのできる国だと知らしめることができたんじゃないか。グループリーグでも華々しくやってほしい。咲くにしても散るにしてもw

さて、今日はちょっと金にまつわる話。と、趣味でもあるユニフォームの話。

まずは金。最近のスポーツビジネスがバブりまくっているのは既知の事だと思う。
ブラジルW杯の賞金総額とその分配方式が発表されていた。

 FIFA(国際サッカー連盟)は5日、2014年に行われるブラジル・ワールドカップの賞金総額が5億7600万ドル(約586億4000万円)になると発表した。2010年の南アフリカ・ワールドカップに比べ、37パーセントの増額となった。
 また、順位による賞金も発表され、優勝国には3500万ドル(約35億6000万円)、準優勝国には2500万ドル(約25億5000万円)が支払われる。3位には2200万ドル(約22億4000万円)、4位には2000万ドル(約20億4000万円)がそれぞれ支払われ、グループステージで敗退した場合でも800万ドル(約8億1000万円)が与えられる。なお、賞金とは別に、同大会に出場する32カ国には準備金として150万ドル(約1億5000万円)が支給される。

引用:ブラジルW杯の優勝賞金は約35億円…総額は前回大会より37%増

W杯は多くのスポーツイベントと同様で1業種1社というオフィシャルスポンサーということが決められている。1社あたりのスポンサードフィーも上がっているだろうが、それだけで分配額が増加しているとは考えづらい。
やはりTV放映権が拡大しているのではないか。と思うのが筋だろう。
この強化費が各国に入る事はあれど、アフリカなどの国では選手にサラリーがいかない問題などもあるし、難しい問題だ。この金が健全に今後の強化費やそうした投資に向ける事ができている国が今後も強くなる。
ファイナンシャルフェアプレーが制定された欧州でも顕著だが、この分配方式を重ねていくとますます上位と下位の格差が激しくなっていくのではないのかなーとも思ってしまう。ま、お金じゃないからサッカーは面白いってのもあるんだが。
金の件はこんなところ。


次はユニフォーム。

32カ国のユニフォームがまとまった画像を探していたら、ちゃんとあった。


まあ、これでデザインセンスの話に持って行くと、ありきたりになるので、それは他のまとめサイトや2chなどに譲っておいて、僕が着目するのはやはりサプライヤーのシェアである。
(また金に関係する話になるw)

資本主義が浸透して、がっかりすることにはもう慣れたので、冷静にカウントすると、

NIKE:10チーム
Adidas:9チーム
Puma:7チーム
その他:6チーム

こういう構図になるわけだ。
3強が強いが、特に上2つは金にモノを言わせてシェアを争っている。
僕はアンブロ好きだったので、NIKEのやり口には閉口なのだが、なんというかもう少しバリエーションが欲しいなと思ってしまう。
今回はPumaの透かしが若干復活して、Adidasもださいシャツを作る割に日本の透かしなんかはイケてるので、頑張った感があるわけだ。
しかし、やはりアンブロが良かった。去りし日の思い出に浸りながら。

あー楽しみだなー!開幕がー!

2014年5月31日土曜日

W杯の日本代表戦を楽しむために予習しておく

というわけで、間もなく開催が迫っているブラジルW杯の日本代表戦を楽しむためにも対戦国の予習をしておこうじゃないか。

日本はグループCに所属し、対戦国はそれぞれコートジボワール、ギリシャ、コロンビアの3チームである。(対戦順)

日本代表のメンバー等については、かなりの情報があるので、相性的な面を見る上でも相手国のスカウティングは必要だろう。

それでは、いってみましょう。
データなどはいつもお世話になるスポナビさんのページから

まずはコートジボワール。
基本フォーメーション紹介では下記の通りとなっている。


登録選手一覧は下記のリンクでチェック
コートジボワール選手一覧

タレント性で言えば、断然ドログバとヤヤ・トゥレが紹介される。
そこに実力者として、ローマのジェルビーニョ、サロモン・カルー(今所属どこだろ)、ティオテ(ニューカッスル)、ゾコラ、コロ・トゥレらが挙ってくるだろう。
個の力は申し分ないが、組織性という意味でアフリカのチームは分が悪いのも周知の通り。加えて、監督のラムシは率いて2年になるが、監督としての最初のキャリアであるので、その辺も日本には有利だろう。
しかし、個人的に選手一覧を眺めていて、最もダークホースになりそうな選手を見つけた。
それは、ウィルフリード ボニーである。
彼は今、スウォンジーに所属しているが、その前はエールディビジのフィテッセでブイブイ言わせていたFWだ。こいつは間違いなくヤバい。ドログバに目が行きがちだが、ボニーが来たら、相性が良くないのではないかと推測している。
展開としては、日本はショートのつなぎのポゼッション、コートジボワールは個の突破もしくはドログバ(ボニー)にロングで当ててカウンターという展開を予想する。
どうなるかはわからないが、ヒヤヒヤすることは間違いない。


それでは、次にギリシャ。
基本フォーメーションは下記の通り。

守備的なイメージ先行なのだが、基本フォーメーションは4-1-2-3となっている。
登録選手一覧はこちら。
ギリシャ登録一覧選手

カラグーニスなどベテランが相変わらずいる一方、あまり個が際立たないのはいつもながらのお家芸。
しかし、個人的にはやはりトップのミトログルに注目している。
所属のフラムは残念ながら降格してしまったが、自身の去就も含めてW杯に意気込んでくるだろうと思っている。また、ゲカスもいるので、カウンターは怖い。
サマラスは最近のプレーを見ていないのだが、意外とドリブルが効果的だったりするので、ここも要注意。
DFラインを下げられて、日本が中央やサイドでの崩しで攻めあぐねていると、ポンとカウンターで刺される恐れがある。特に長友の裏を螢や長谷部、青山辺りがケアできるかどうかなど、インテリジェンスが求められるのではないか。


そして、最後はコロンビア。

登録選手一覧は下記より。
コロンビア登録選手一覧

現時点ではまだラダメル・ファルカオの出場可否がわからない。
彼の存在はめちゃくちゃ大きいのだが、それ以外にもかなりの粒ぞろいなチームだった。
グループCのポッド1、南米予選2位通過は伊達ではなさそうだ。

DFラインにはジェペス、ペレアのベテランに加えて、サパタもいるし、ナポリのダイナモであるスニガもいる。
中盤ではクアドラード、アギラール、グアリン、J.ロドリゲスなどのイケイケな選手がそろう。
FWはファルカオがいないとちょっと落ちるが、ポルトのジャクソン・マルティネスが要注意。2トップなのか、1トップにして中盤の枚数を増やすのかどうかはわからないが、
このチーム、監督があのホセ・ペケルマンである。このくせ者の存在もコロンビアをさらに不気味なチームにしていることは間違いない。
できることなら、3戦目はすでに首位通過を決めているコロンビアと対戦という流れがベストだろう。

以上、ざっとスカウティングをしてきた。
多くのチームがすでに時差を修正すべくアメリカ大陸で合宿をはってるが、その調整試合などもみつつ、本戦を楽しみに迎えたい。
いやー楽しみですね!

2014年5月10日土曜日

QOLを高めるには‥

QOL。クオリティ・オブ・ライフは定量化することができない感覚値のようなものだ。
これは、絶対的な評価ではなく、相対的な評価で決まると思う。
強いて言えば、平均との差分。

QOLの定義をWikiから引用。
クオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。 またQOLには国家の発展、個人の人権・自由が保障されている度合い、居住の快適さとの関連性も指摘される。 したがってクオリティ・オブ・ライフは、個人の収入や財産を基に算出される生活水準(英: standard of living)とは分けて考えられるべきものである。

少し前のブータンの幸福度が世界で一番高いうんちゃらの系統の議論かと思う。

さて、本題に戻る。
QOLを高めるためには、トランザクティブメモリーを活用したコミュニケーションの質を高め、実際にその体験を行うための経験閾値を超えている事が重要であると思う。

例えば、今日、近くの小学校が温水プールを一般開放しているということで、泳ぎに行って来たのだが、400円で2時間泳ぐ事ができるわけだ。
それまでは水泳にはジムに行く、もしくはプール設備のある場所まで行かねばならないのかと思っていたが、知り合いに小学校の話を聞き、調べて知ったのだ。
その上で、水泳を楽しむ上で、ある程度の技量が必要である。
私は5年ほどスイミングスクールに通っていたし、級は全部制覇しているので、全種目泳ぐ事ができるが、情けない事に現在ではバタフライを満足に泳ぐ事もできない体になってしまっていた。
泳ぎ方云々ではなく、単純に筋力的にという点なので、少しリハビリすれば萩野選手になりきり、200m個人メドレーでもやろうかと思っている次第だ。

また、よく通う自転車屋がある。
そこで自転車を買っているわけではないのだが、空気を入れさせてもらう時に、色々と調子を見てもらう。
ギアの変化が緩い悩みがあったので、それを相談したところ、ぱっぱっと改善してくれ、かつアドバイスをしてくれた。やはり餅は餅屋に聞くべしと感じた次第。
Giveしてもらってばっかりなので、その自転車屋さんでいずれお金を落としたいと思っているのだが、CRMにも通ずる観点を覚え、充実した休日のスタートが切れている。

よーし、チャリで出かけよう!

2014年5月6日火曜日

世界の経営学者はいま何を考えているのかを読了

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

少し前の話題の書をようやく読了。
経営学については、私も経済学部出身なので造詣があるものの、あまり学問的な面白みを感じる事はなかった分野である。
やはり経営は現場が一番。
しかし、そのイメージは少なからず本書を読む事で改善したように思う。

経営学のフロンティアでは様々な経営課題を一般化する理論を解明するために、様々な企業にアンケートをとって統計的な有意性を出す学問のようだ。これは自分のステレオタイプが覆った。本書の中でも指摘があるが、どうしても理論が多い気がしていたからだ。

また、経営学の分野は3つのディシプリンがあり、それぞれの宗教上の理由もあるようだ。
1、経済学ディシプリン
2、認知心理学ディシプリン
3、社会学ディシプリン

個人的にはやはり1に近い立ち位置だが、いずれも分野がわかるので、ここはなるほどと思った。

僕が本書の中で最も記憶に残ったのは、トランザクティブメモリーに関する記述の箇所である。
組織論やマネジメントの分野の内容であるが、組織のラーニングカーブと効率性における重要事項としてこのトランザクティブメモリーがあるという指摘だ。

トランザクティブメモリーは一言で言うと、「組織内の誰が何を知っているのかを把握する事」である。
詳細はググったら色々と出てくるし、本書を読んでほしいが、これは自分の経験から言っても納得する。
個人的には組織内だけでなく、ネットによりエンパワーされている感がある。
ソーシャル系の界隈で、このトランザクティブメモリーが自分の補助となっていることが実感できるからだ。

また経営戦略などの分野における財務的な観点も非常に参考になった。
元々、コーポレートファイナンスや投資銀行業務に興味があったわけなので、改めてこの分野を深堀したくなった。

最後に統計の記述がある。
ガウシアン統計は平均だからダメという変な記載があるが、ここはいただけない。
ここがなければ、かなり完璧な内容だっただけに残念だ。
まあ、ページ数的にもここぐらいは許容してもなお、新たな知見のある書籍だと感じた。

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