2015年6月24日水曜日

決めて断つを読了した

決めて断つ (ワニ文庫)
広島東洋カープに今シーズン戻ってきたエース黒田の自伝。
プロフェッショナルとはいかなる過程を経て今に至ったかをここまで精緻に開示するのかと唸る内容だった。
とても面白かったし、非常に参考になった。
自分の日々にも照らし合わせたいと思った。

以下紹介文を引用

衝撃とともに伝えられたヤンキース黒田博樹の日本復帰。
メジャーで日本人ナンバーワン投手とまで言われた男は、なぜその絶頂期に広島カープに戻ってきたのか。
決断までの苦悩、名門・ヤンキースで出会ったプロフェッショナル、ロビンソン・カノーからの言葉……。
カープ復帰までの心中を40ページに亘って大幅加筆。
黒田博樹の生き様とその人生哲学を読む。

名門ニューヨーク・ヤンキースが欲しがった日本人は「元補欠の野球選手」だった―。挫折を知り、両親の死を乗り越え、
広島への愛に悩んだ男が、繰り返してきた「決断」の道。そこには、現代にこそ見習うべき、静かで熱い「本物」の男の姿
がある。

■目次
第1章 挫折
第2章 起点
第3章 信念
第4章 挑戦
第5章 戦場
第6章 決断
第7章 広島
第8章 復帰

超おすすめです。
カーショーとの話とかグッとくる。

2015年6月21日日曜日

ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろうを読了した

ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろう
バイエルンのマネージャーとなったペップ・グアルディオラ。そんな彼の最初のシーズンをかなり詳細に追った書籍が本書である。

ペップ公認の旗印は伊達ではなく、情報量がとにかくすごい。
本書は429ページまであり、フォントもそれなりに小さく設定されているが、次々と繰り出されてくる情報量にページをめくる手は止まらない。
強いて言えば、それを処理する自分の脳が追いつかないことか。

それほど、彼の最初のシーズンの日常や苦悩、随所の考え方などが列挙されていて、非常に参考になった。

カタルーニャ出身の偉才、ペップとハインケスの元で3冠を達成したバイエルンという強豪チームがどのように調和し、新たなチャレンジを行っていったのか、けが人なども多かったシーズン、ペップやチームがいかにその問題をマネジメントし問題を解決するための処方箋を投じたのか、そういったディテールまで踏み込みたいコアなサッカーファンにはうってつけの1冊である事は間違いないだろう。

奇しくも今シーズンのCLセミファイナルでペップはバイエルンを率いて古巣バルセロナと激突した。
この戦いはとても興味をそそるものだったが、私がちょうど本書を読み始めたのが、この対戦の辺りであったこともこのノックアウトラウンドの楽しみの一助ともなった。
今シーズンはすでに終了し、来期に向けた動きが加速しているが、ここで得た見解を元に来期のチームを見てみるとまた違った楽しみがあると思うと今から心躍らされる。
だからフットボールは最高だ。

■目次
第1章 時間、忍耐、情熱
第2章 最初の戴冠
第3章 奇跡的な年
第4章 3月のリーグ
第5章 負けて立ち上がる

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